2話から4話にかけて、アバランチのメンバー(千葉雄大、髙橋メアリージュン、田中要次)が順にフィーチャーされ彼らがメンバーに入った意味が明かされ、
5話はエピソードゼロとして、山守(木村佳乃)と羽生(綾野剛)がアバランチを作った意味が過去を描いて明らかにされました。
1人フィーチャーされてなかった西城(福士蒼汰)が今回は、アバランチにいる意味を問われる回でした。
フジテレビ 月曜22時
「アバランチ」第6話
主演…綾野剛
脚本…青島武
演出…山口健人
総合演出…藤井道人
今回から総合演出という連ドラでは珍しい肩書きで藤井道人監督が名前を出しました。
各回の担当の演出を一緒に演出して統一感を持たせようということでしょうか。
第1部は1話完結の勧善懲悪エピソードが続きましたが、第2部はアバランチ対大山(渡部篤郎)の戦いという連続性のある展開になりそうですからそうしたのではと思います。
今回は羽生が指名手配され、アバランチのアジトに警察が踏み込むところから始まり、話は2週間前にさかのぼり、なぜそうなったのかを描いていました。
とはいえ、結果なぜそうなったかは次回へ持ち越しになりました。
おそらく戸倉(手塚とおる)を羽生が殺したことにさせられ、罪を着せられるのではないですかね。
予告から推測するに…。
…で、今回は3年前の偽装テロで羽生を裏切った情報屋のガルシアが逃亡先から帰国し、それを見つけた戸倉が、県警の刑事部長である西城の父親(飯田基祐)にガルシア確保するよう頼む流れに。
西城は父親が大山や戸倉とつながっていることにショック。アバランチにはいられないと悩みます。
戸倉が大山に闇の仕事を請け負う極東リサーチという謎の集団の出動を願い、ガルシアは県警から引き渡され、始末されました。
西城は父親に、その行状を自分も知ってると伝え、憧れだった父親の正義を問います。
「立場によって正義は変わる」
父親の言葉が印象的でした。
羽生に「自分の正義は自分で決めて」と言われ、西城はアバランチに残ることにしました。
福士蒼汰が西城の複雑な感情をデリケートに演じて本領発揮しましたね。
エピソードゼロで登場したあかり(北香那)との羽生の会話シーンも良かったですね。前回丁寧に描かれたことで深みが増しました。
手塚とおるの相変わらずのイヤ〜な感じも絶妙ですが、だんだんむき出しになってきた大山の悪どさを渡部篤郎がまさに顔芸で演じていて見事です。
敵役が手ごわいほど物語は盛り上がりますからね。
アジトを追われたアバランチのメンバーはいかに逆襲するんでしょうか?
今回の評価は…
私めは録画したのを見ているので良いのですが、「ラジエーションハウス」のあとに続けてリアルタイムでこのドラマを見るのはしんどいでしょうね。
やはり、連ドラを並べる編成はいかがなものかと思います。