1週お休みでしたが、ユキコ(杉咲花)と黒川(杉野遥亮)はキスもしたし、すっかり恋人モードに入ったんでしたね。
今回の前半はいつになくウキウキと明るい感じで話が進んでいきました。
日本テレビ 水曜22時
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」第7話
主演…杉咲花
脚本…松田裕子
演出…狩山俊輔
ユキコは姉・イズミ(奈緒)の誕生パーティーを父親の誠二(岸谷五朗)が仕事でいない隙に家でやり、サプライズでイズミが思いを寄せる獅子王(鈴木伸之)を黒川と一緒に招くことに。
しかし、パーティーの準備をしていたら、誠二が帰ってきてしまい、黒川と獅子王は浴槽に隠れるドタバタや、
酔った誠二がユキコのことを黒川がどれだけ知ってるかを試すユキコクイズを出して、答えが今では違っていてすねる…とかの楽しげな雰囲気が続きました。
ところが、今度はやはり酔った獅子王が黒川クイズを始めて、雰囲気が変わっていきます。
黒川の顔のどこにホクロがあるか?
そんなユキコにはちょっと酷なクイズも出してしまうんです。
更に黒川の顔の傷を作ったのは誰か?
それは自分だと答え、過ちで顔に傷をつけて黒川を生きにくくしてしまった罪の償いをどうしたらいいかと悩み続けてきたことを明かします。
まっすぐに語る鈴木伸之は良かったですね。
今回、獅子王にはもう1つ見せ場があり、告白してくれたイズミに自分は男を好きだと正直に明かすところも、ひねりのないまっすぐさに心打たれました。
ちょっと話がそれましたが、黒川はパーティーの片付けをしながらユキコに、ユキコの夢は何か聞きました。
黒川の顔が見えるようになること、だって私はホクロがどこにあるかも答えられないからと、屈託なく答えます。
ここですよ、と指をつかみ、黒川はホクロの位置を教えてくれるのですが…。
翌日、誠二の写真スタジオに呼ばれたユキコと黒川。
行くと前夜に誠二が撮った寝顔の写真を特大にしたバネルがありました。
ユキコ、ホクロが見えるだろ?
誠二は、二人の会話を盗み聞きしていて、ユキコのささやかな夢をかなえてくれたんです。
これにはグッと来ましたね。
誠二が写真家という設定をこんな形で活かしてくるとは…。
更に、ユキコが弱視になり、一度は捨てようと思ったユキコを誕生から撮り続けてきた写真をまだ残していると明かします。
技術が進歩して、目で見えなくても、脳に伝えて見えるようになるかもしれないから、それまで保存しておくと言うのです。
未来を見すえた話になり、こちらも感動的でした。
岸谷五朗はギラギラした感じが苦手な役者でしたが、年齢重ねて渋みと深みが増しましたね。
獅子王とイズミに話を戻すと、まだ奈緒はまさか獅子王の思い人が、大切な妹の恋人の黒川とはまだ知らず、
前向きに推しとして獅子王を応援することにしました。
「推しの幸せは夢ですから…」
健気に言うイズミが真実を知ったらどうなるのか…切ないですね。
今回の評価は…