このドラマ、序盤からスゴい勢いで展開し、こんなにどんどん進んで最終回までもつのかと心配になるくらいでした。
ヒリヒリした感じの緊張感がみなぎっていたり、愛する者を守るために切ない状況が続いたり…
なので、今回の前半は、このドラマにしては珍しく平穏なシーンが続き、それはまた新たな嵐の前の静けさなのかと思いながらも、ちょっと物足りなさを感じもしました。
TBS 金曜22時
「最愛」第7話
主演…吉高由里子
脚本…清水友佳子
演出…山本剛義
今回、腹立たしいことにネットニュースで記事の見出しに田中みな実の最期にと書いたものがあり、
今回で田中みな実演じる橘が死ぬことを知ってしまったんです!
誰もがリアルタイムで見てるわけではないんですから、記事の中で書くならまだしも、つい目についてしまう見出しでネタバレは厳禁ですよね!ホント腹が立ちました。
…なので、今回最大の衝撃になるはずのシーンがそれほどではなくなってしまいました。
橘は私めが前回の記事で書いていたようにやはり、渡辺に性的暴行を受けていたんですね。
渡辺に薬物を盛られ、朦朧として連れて行かれる時に、梨央(吉高由里子)に助けを求めても、梨央に気づいてもらえなかったようです。
確かに橘はそのことで人生が変わってしまい、心に傷を抱えたまま生きてきて、苦しく辛かったとは思いますが、それでその後社長になり社会的に成功している梨央を妬み、恨むのはあまり納得がいきませんでした。
憎むべきは渡辺だと思いますが、怒りのやり場がなくて…ってことだったんですかね。
田中みな実の演技はこの過去があり心が荒んだのを表現するための無表情やボソボソと陰鬱なセリフ回しだったのかもしれませんね。
彼女なりによく挑んだなとは思いますが、別の女優でも良かったなとは最後まで思ってしまいました。
さも、後藤(及川光博)が橘を殺したかのように思わせぶりなカットと加瀬(井浦新)とのやりとりがありましたが、おそらくその通りではないでしょうね。
なぜか出番がやけに少ない梨央の母親、梓(薬師丸ひろ子)と大輝(松下洸平)の陸上部仲間でやはり刑事になってる藤井(岡山天音)を依然として怪しんでいます。
今回の評価は…