講師目線で描いた受験本番…「二月の勝者」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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いよいよ受験本番となりました。

今までフィーチャーされた生徒たちの合否やいかにというところですが、




このドラマらしさは黒木(柳楽優弥)をはじめ塾講師め側から受験を描いていることで、講師たちも共に戦っているのがよくわかりました。




日本テレビ 土曜22時

「二月の勝者~絶対合格の教室~」最終回


主演…柳楽優弥

脚本…成瀬活雄

演出…鈴木勇馬




最終回で最も印象的だったのは、受験日前夜の誰もいない教室で、1人心打ちひしがれている黒木の姿でした。




自分のありとあらゆる知力と経験値を駆使して、生徒それぞれにとって最善策をとったはずだが、ホントにそれは正しかったのか?もっとできることはなかったか?




そう考えながら自信なさげにたたずんでいるのです。

受験するのはあくまで生徒ですからね。

力を発揮してくれるかどうかは、もうなすすべがないのです。




そんな講師たちが最後にできるのは、中学の門前で生徒を待って声掛けをすること。




緊張や不安を抱えて会場に来る生徒をいかにリラックスさせたり、平常心にするか、とても大事なことだとよく分かりました。




いろんな生徒の中ではやはり、父親(金子貴俊)を見返すために開成を受けた島津(羽村仁成)を応援していたので、受かったのは嬉しかったですね。

黒木も雄叫びをあげてましたが…。




しかし、島津は離婚した母親(遠藤久美子)を気づかって、私立ではなく都立に行くことにしました。





開成受験の直前の声掛けで黒木に言われた通りに、「いい受験」ができたから満足ということでした。




そんな島津を讃える黒木の固い握手が印象的でした。




羽村仁成は「俺の家の話」でも好演してましたが、将来有望な逸材です。




このドラマは中学受験について塾の側からいろんなノウハウなどを教えてくれて興味深く見られたドラマでした。




最終回の評価は…