遠藤に相手にされなかった生徒たち…「顔だけ先生」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今年放送された学園ドラマでは、「ここは今から倫理です。」と並んでユニークな作品だったこのドラマ。




最終回もブレることなく、一風変わった授業で終わりました。





フジテレビ 土曜23時40分

「顔だけ先生」最終回


主演…神尾楓珠

脚本…櫻井智也

演出…原桂之介




このドラマは5人の脚本家が交替で担当してきましたが、その中でとりわけ刺激的な脚本を書いてきたのが、この最終回も書いた櫻井智也でした。




ここまで遠藤(神尾楓珠)にクラスのいろんな生徒が影響を受けてきましたが、





最終回はあまり遠藤に相手にしてもらえなかった問題なさげな生徒たちが反逆を起こすというひねりのきいた展開でした。





東大合格間違いなしの優等生の松永(小宮璃央)が首謀したことのように見えましたが、そんな松永を共謀者のはずの木村(林タケル)が口汚くののしり始め、カオスな状況に。




自分が生徒に伝えなかったことが、ねじれて伝わった生徒もいたことにショックを受けてか、遠藤は涙を流します。





なんだ、なんだ、というトリッキーな展開に面食らっていると、遠藤は反逆した生徒たちを校庭に誘い出し、なんと鬼ごっこを始めます。




あなたたちが生きていく上で、追いかけることも追いかけられることも、逃げることも逃げられないことがあっても、自分にアンカーを打っておけばブレない…





そんなことを伝えたい遠藤なりの課外授業でした。




自分の人生なんだから、自分が生きたいように生きなければ…

自らの辛い過去をふまえて、押しつけることなく伝えようとする遠藤は、生徒ばかりでなく同僚の意識も変えていきました。




飄々と風のように現れ、姿を消し、またふらりと現れる遠藤。

若いながらも神尾楓珠は難しい役を、魅力的に演じきりましたね。

今後どんな役を演じていくか楽しみです。





今回の評価は…