秋ドラマ満足度ランキング、TOP5の発表です。
まずは5位から‥
原田知世主演
「スナックキズツキ」‥3.58
3,3,3,4,4,3,4,4,4,4,3,4
「八月の夜はバッティングセンターで」もそうでしたが、始まる前はどんなドラマか分かりませんでしたが、始まってみると決まりのパターンがあり、毎回それが今回はどうなるか楽しみになるという作品でした。
スナックキズツキに来た客は何を注文するのか?トウコさんと何をやって胸にたまった思いを吐き出すのか?
毎回それぞれの客にふさわしいやり方でしりとりとかユニークなものもあり楽しめました。
来る客が実はいろいろつながっていて、他の人を傷つけている場合もあるというのが皮肉で面白くもありました。
4位
窪田正孝主演
「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診療レポート~」‥3.64
3,3,4,4,3,4,4,4,4,4,3
前作より格段に良くなりましたね。
主人公が放射線技師でありながら、医師免許も持っているというややこしい設定にしばられすぎなかったのがその理由です。
放射線技師たちと患者さんとの関わりをシンプルに描いたのが正解でしたし、見やすい医療ドラマになりました。
こんな感じならまた続編があっても見られます。
3位
増田貴久主演
「古見さんは、コミュ症です。」‥3.75
3,4.4,4.4.3.4,4
このドラマは掘り出し物でしたね。
当初はおよそ高校生に見えないキャストばかり集めて変な作品だなと思っていたのですが、
学校でうまく他の生徒とコミュニケーションがとれず悩んでいる生徒たちが、友情をはぐくんでいく姿は感動的でした。
2位
吉高由里子主演
「最愛」‥4.10
4,4,4.4,4,4.4,4,4,5
どこかの視聴者に考察させようとフラグを立てまくってあおるあざといドラマとは違い、
緻密かつ丁寧に全体を構築した上で、作り上げた上質なサスペンスで、そこに誰かが誰かを守ろうという「愛」が介在し、単なる謎解きを超えたヒューマンドラマでした。
説明しすぎず、視聴者の想像をかきたてるストイックな脚本、演出も光っていましたし、キャストも皆、優れた演技でした。
悲劇の舞台となる白川郷の切ないまでに美しい風景も印象的でしたね。
そして、秋ドラマ満足度第1位、つまり秋ドラマアカデミー賞最優秀作品賞に輝いたのは‥
杉咲花主演
「恋です。~ヤンキー君と白杖ガール~」
‥4.30
4,4,4,5,4,5,4,4,4,5
私めがめったに出さないを、3回も出すという異例の事態になったほど、私めが気に入った作品でした。
「最愛」は同じクールでこの作品が無ければ最優秀作品になってもおかしくないだけの作品でしたが、相手が悪かったです。
「恋です。」に関しては、なぜ私めが高評価するかは、散々記事に書いてきましたので、ここでグダグダ書くまでもありませんが、
単なる健常者と障害者の恋愛ドラマではなく、健常者はどう向き合ったらいいのかをオブラートに包まずに率直に描いていて、そこが24時間テレビの偽善的な感じが大嫌いな私めには響きました。
主人公はじめ、脇役のどのキャラもみんな愛すべき人たちばかりというのも、なかなかありそうで無いことで、そこも大いに評価しています。