読者の皆さんにも記憶をたどっていただきたいんですが、連ドラの主人公が全くしゃべらない作品ってありましたかね。
あったような、無かったような記憶があいまいなものですから…
なぜそんなことを聞くかというと、このドラマの主人公は全くしゃべらないからです。
NHK 金曜22時
「しもべえ」第1話
主演…安田顕
脚本…荒木哉仁
演出…山内大典
安田顕が演じる主人公、しもべえは正体不明の謎のおじさん。
女子高生のユリナ(白石聖)が困っているといきなり現れて助けてくれるというファンタジックな学園ドラマ。
この先、どう生きていくか考えていないし、留年のピンチにあるユリナ。
今どきの子といえば、そうなんですが、
医師の息子で幼なじみだった辰馬(金子大地)が転校してきて再会し、医師になりたいと思っていたのを思い出し、勉強を頑張りはじめるという展開。
白石聖はイマイチ、期待したほどブレイクせず、私めにとってもどかしい存在なんですが、今回はやり甲斐ある役で、
しもべえにアシストされながら、ユリナがどう変化していくかをどう演じてくれるか楽しみです。
もどかしいという意味では、いまだに高校生役を演じているのがちょっと残念でもある金子大地。
「腐女子、うっかりゲイに告る。」に主演した時は、将来有望な逸材と注目したんですがね。
辰馬はなぜ、ユリナに冷淡に対応するのか、まだ分かりませんが、作品をピリっと引き締める存在感を見せていました。
しかし、話は戻りますが、セリフが無くて、表情と動きだけの役をしれっと演じるところに、安田顕の凄みがありますね。
安田顕の顔芸を堪能できます。
主人公が突飛な割には見やすい異色な学園ドラマになりそうです。
今回の評価は…7