このドラマ、やはり油断なりませんね。
今回、私めが一番ドキっとしたのはラストカット。
ウエットな雰囲気で、涙ながらのキスをしたあとで、キスした2人がただ無言でうどんをズルズルすすってるだけのカット。
特に千秋(板垣李光人)は歪んだ表情にも見えて、まだまだ底が見えない不気味さを匂わせて終わりました。
テレビ東京 金曜24時12分
「シジュウカラ」第2話
主演…山口紗弥加
脚本…開真理
演出…大九明子
忍(山口紗弥加)の書いた漫画はイマイチ評判が良くありませんでした。
無神経な夫(宮崎吐夢)は、最後に描けて良かったじゃんなどと低く見ていて、忍をムカつかせます。
編集者に年下の美少年との不倫の漫画を提案すると食いついてきます。
漫画のヒントにと千秋を呼び出し水族館デートする忍。
人物への愛がないと言われた前作と違い、実感のこもったネームを描き、OKも出ます。
千秋をアシスタントに雇い、また描き始める忍。
千秋は大胆に足で忍の椅子を蹴って回し、グイッと顔を近づける思わせぶりをしてきます。
何が目的?と聞く忍に、先生と良い漫画を描きたいだけと答える千秋。
言ってることとやってることにギャップが…(笑)
謎めいた千秋ですが、忍との因縁が明らかになりました。
母子家庭で奔放で自堕落っぽい母親(酒井若菜)に苦しめられて育ったらしい千秋にとって、
心の支えになったのは忍の描いたデビュー作でした。
自分が漫画に救われたので、自分も誰かをってことで漫画家を志したようです。
なんだか、イイ話っぽいけどまだまだ分かりません。疑い深い私めはまだ何かあるのではと思ってます。
山口紗弥加の何とも生々しい艶技にもゾクゾクしましたが、
やはり板垣李光人の魔性とも呼ぶべき怪しげな雰囲気、ブラックホールのように吸い込まれる眼光から目が離せません。
今回の評価は…8