美容院から帰ってきた妻の髪型がいきなりちりちりパーマになっていました(笑)
おいおい、どうした?と聞くと、このドラマを見て、菅田将暉の役を気に入ってしまい、同じ髪型にしたくなったのだとか…
さすがに美容師さんに止められたらしく、柄本佑くらいでおさまっていました(苦笑)
フジテレビ 月曜21時
「ミステリと言う勿れ」第2話
主演…菅田将暉
脚本…相沢友子
演出…松山博昭
今回はバスジャックに巻き込まれた久能(菅田将暉)が、犯人や人質に対していかにも久能らしい持論を次々に披露していきました。
どれも私めが共感できる考えで、淡々と語るその持論に聞き入ってしまいました。
①なぜ人を殺してはいけないのか?
他の乗客は当たり障りのない答えをする中で、久能だけはこんなことを言います。
「人を殺してはいけないってことはないんです。罰則はあるが法律はない…」
何を言い出すのかと面食らいましたが、戦時下になれば人殺しはOKというのはまさにそうなんですよね。
「実際に今殺しまくってるところは世界にあるから、そういう所に行けばいい」
これには私め、大きくうなずいてしまいました。昨今、自分が死にたいからと人を巻き込んで死ぬ人間がいますが、そんなヤカラは戦場に行けよって言いたくなるんです、ニュース見てて…。
久能はうまい喩えを言います。
「水泳大会に来て棒高跳びの大会に出たいと言ってるようなもので大変迷惑なんです。だったら棒高跳びの大会に出ればいい…」
うまいこと言いますね。
淡々と理詰めに持論をまくし立てる久能にキレて、犯人は久能にナイフで襲いかかります。
間一髪、熊田(永山瑛太)のおかげで大丈夫でしたが…
②病んでいるのはいじめている方
続いて、自分が犯した最大の罪を聞かれ、コンビニバイトの一平(森永悠希)は、いじめっ子に命じられて万引きをした店が潰れたことを話します。
そんな一平に、久能はいじめについての持論を。
「病んでいるのはいじめている方で、いじめてられている方ではないんです。DVもそうだけど、なぜ被害者側に逃げさせるのか…」
これもごもっともですね。
とかく日本はいじめが発覚すると、いじめた側をかばって隠そうとしますよね。
いかにいじめを自覚させ、なぜいじめたかを周りも把握すべきなのに…
それは痛感します。
③人は自然の生き物だから、人がやることに不自然はない。
めぐみ(佐津川愛美)が夫や姑に受けている仕打ちは酷すぎて呆れましたね。
結婚前は体裁が悪いと中絶させられ、結婚して妊娠しにくくなり、不妊治療をして体外受精も考えたら、「神の領域」だの「不自然なこと」と非難され、夫も黙ってるとか。
いまだにそんな家あるんですかね。
久能はミツバチにたとえて、体外受精も人がやることだから不自然なことはないと弁護し、したいことをしたらいいと後押しします。
長くなりましたが、ちょっとひねってるけど正論な久能の持論を聞くのは面白いですね。
あと、やはり見どころは菅田将暉と永山瑛太の初共演。
永山瑛太は「リコカツ」とも、正月放送された「幕末相棒伝」の坂本龍馬(→好演でした!)とも全く違う役作りで、怪しげな目の演技は必見ですね。
今回は応援したい風呂光(伊藤沙莉)の活躍も頼もしかったです。
今回の評価は…8