このドラマの脚本、演出の遊川和彦が、役者・松本潤の新境地を俺が開いてみせる!という意気込みは大いに感じました。
しかし、初回を見た限りでは、こんな松本潤を果たして視聴者は見たいかな?とはなはだ疑問でした。
相葉雅紀が演じた方が合ってるだろうなと思える役を、無理に松本潤にやらせているような違和感が、私めは拭えませんでした。
テレビ朝日 木曜21時
「となりのチカラ」第1話
主演…松本潤
脚本、演出…遊川和彦
松本潤が演じるどうこうを別にしても、主人公、チカラのマンションの住人たちへの過剰なまでの好奇心や干渉は、見ていてちょっと気持ち悪かったですね。
私めも長いことマンション暮らしですが、気になるのはせいぜい真上の部屋か、隣の部屋程度です。
まして、その部屋に入って行くなんて考えられません。
しかし、チカラは妻の灯(上戸彩)が注意するのも聞かずに、叫び声が聞こえたらズカズカ入ってしまうんです。
ドラマはフィクションだからそんな変人キャラの主人公だってかまわないわけですが、
やはり、主人公の言動にある程度の共感を持てないと、見ていて苦痛になっていきますね。
3話くらいまでは様子を見ますが、この苦痛が解消されなかったらリタイアもやむなしかもしれません。
松嶋菜々子もちょっと変人の住人役で出ていますが、何も松嶋菜々子がやらなくてもいいのにという役でした。
今回の評価は…5