いろいろ回収しないといけないので、それがすべて丸くおさまり、良かったね、良かったねの最終回でした。
TBS 火曜22時
「ファイトソング」最終回
主演…清原果耶
脚本…岡田恵和
演出…岡本伸吾
このドラマ、メインの2人以外にもあちこちで片想いが発生していて、花枝(清原果耶)や春樹(間宮祥太朗)に感化されてか、
皆、勇気を出して告白したり、他に目を向けたりしました。
まず花枝に思いを寄せ続けながらも遂にちゃんとした告白をできずに、花枝と春樹を後押しする方に回った慎吾(菊池風磨)
涙ぐましいほど心根の良いヤツなんですが、そんな慎吾に思いを寄せていたのが凛(藤原さくら)。
自分が花枝を好きなのを気づかなかった春樹を鈍いヤツだとバカにする慎吾に、
私が好きなのを気づかないお前の方がもっと鈍いだろうとぶっきらぼうに責めます。
凛らしく微笑ましい告白。
そんなにずっと凛が慕ってくれていたことに感謝する慎吾。
メイン2人の恋の成就も良かったですが、むしろこちらの2人が恋人同士になってくれた方にホッとしました。
菊池風磨は役得でしたね。
繊細な演技を見せてくれました。
藤原さくらも良かったですね。
歌声も聞きたかったですが…。
あと、直美(稲森いずみ)をずっと好きだった迫(戸次重幸)もようやく思いを告げられました。
こちらも末永く良いパートナーになりそうなペアですよね。
あと、マネージャーでありながら春樹に恋愛感情もあった弓子(栗山千明)は、新たにマネージメントしたいアーチストができたようで、春樹の担当を離れることにしたようです。
このドラマ、脚本の岡田恵和が本当は描きたかったものが描ききれなかったように思われます。
聴力を失う花枝の苦悩をもっと深く描いてほしかったのに、ありきたりの恋愛ドラマ的な要素が強まり、ちょっと残念でした。
とはいえ、ヒロインの清原果耶は実力を発揮しきれませんでしたが、間宮祥太朗はW主演と言ってもよいほど、しっかり存在感を示し、今後につながりそうです。歌の上手さにも驚きました。
菊池風磨や藤原さくらもオファーが増えるでしょう。
今回の評価は…8