このドラマは山下智久にとってジャニーズ退所後、初の連ドラ主演という彼のエポック的作品です。
…ならば、と初回ゲスト出演したのが、めったに連ドラには出ないレジェンド、山﨑努です。
２人といえば思い出されるのは「クロサギ」。山下智久が連ドラ単独初主演をし、連ドラ主演俳優の座をつかむきっかけの代表作となったドラマでした。
NHK 火曜22時
「正直不動産」第1話
主演…山下智久
脚本…根本ノンジ
演出…川村泰祐
山崎努が自身のTwitterでつぶやいていて、「クロサギ」で共演以来、どんな人間に育っていくか楽しみにしてきたそうで、
今回カメラの前で立派な男になったことを確認し嬉しかったそうです。
山﨑努を師と仰いできた山下智久にとって何よりの褒め言葉だったでしょうね。
そんな山下智久が今回演じている主人公、永瀬は契約成立のためにはウソもいとわないやり手の不動産営業マン。
しかし、ある建設予定地にあった石の祠を壊したために祟りでウソがつけなくなり、意に反して本音を話してしまうようになる…という話です。
私めは山下智久はあまり滑舌が良くないので、「コード・ブルー」や「クロサギ」のように寡黙であまり喋らない役の方が良いと思ってきましたが、
年齢やキャリアを重ねて「インハンド」の偏屈な学者とかもこなせるようになってきました。
…なので、口八丁の営業マンというのも大丈夫かなと思い見ましたが、本音を言わされてしまう面白みがまだこなれてないせいか、見ていて無理を感じました。
回を重ねて気にならなくなるとは思いますが…。
不動産取引の裏テクニックのようなものも知ることができ、興味深い内容にはなりそうです。
本音を言ってしまうことで、相手も考え方を改めたり、感謝されたりで、そのへんの皮肉な展開も楽しめそうです。
木下ほうかの上司は見事に消されてましたね。
感心しました。
今回の評価は…7