このドラマは30年前に石田ひかり主演で放送された作品のリメイク。
その前作を私めは見ていないので比較はできないんですが、30年前とは職場における女性の地位はだいぶ変わりましたから、そこをどうフィットさせるかがポイントの作品かなと思います。
日本テレビ 水曜22時
「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」第1話
主演…今田美桜
脚本…後藤法子
演出…南雲聖一
こういうストレスフルな現代なので、ヒロインの麻理鈴(今田美桜)が超ポジティブで、何事にも前向きなのは見ていて小気味いいとは思いました。
そこは良いと思います。
しかし、会社の中で男性ばかりがいばりくさっていて、女性は低く見られている感じはもはや令和の時代にはちょっと違うかなと、そこには違和感がありました。
女性が管理職や役員の会社はいくらでもありますし、女は使えないな~と見下されている感じですが、最近入社してくる社員は、女性の方が有能で男性は役立たずが多くて頭を抱えている企業はザラにあります。
なので、ヒロインが備品管理室という低い立場の部署から、実はデキる女性の峰岸先輩(江口のりこ)にアドバイスされながら、異動を繰り返しながら出世していく…というのは、それなりに楽しめそうですが、現実との違和感には目をつむらないといけないようです。
初回では、コロナ禍に入社した営業部員の大井(志田未来)がフィーチャーされましたが、
現代に即したキャラクターで良いなと思いましたが、ステイホームでリモートが多かったからいまだに名前を覚えてもらえないというのは、いくらなんでもとは思ってしまいました。
志田未来が演技上手なので、麻理鈴に後押しされ、家具会社の社長(平泉成)をくどくシーンは良かったですが、どうも引っかかりましたね。
異動する各部署で、女性社員を応援し、旧態依然の男たちをやりこめていったら面白いドラマになりそうだなとは思いました。
今回の評価は…7