アナクロなヤンキーものを堂々とやるすがすがしさ…「ナンバMG5」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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「今日から俺は!!」もそうでしたが、今どきこんなヤンキーいるのかなと思いながらも、堂々とそこに徹して描いてくれると、見ちゃうんですよね。




私めのようなオジサンには懐かしいし、若い人には物珍しくて新鮮のようです。





フジテレビ 水曜22時

「ナンバMG5」第1話


主演…間宮祥太朗

脚本…金沢達也

演出…本広克行




先に書いておきますが、殴り合いとかの暴力シーンが苦手な方には、このドラマはおすすめできません。




主人公の難波剛(間宮祥太朗)はバリバリのヤンキー一家の次男。

父親の勝(宇梶剛士)は元千葉最強のヤンキー。母親のナオミ(鈴木紗理奈)は元レディース、兄の猛(満島真之介)は関東を制覇した元カリスマヤンキー。




「ルパンの娘」の泥棒一家のように、何の疑いもなくヤンキー道を貫く一家で、疑問をはさむ余地のないすがすがしさ。

宇梶剛士と鈴木紗理奈なんて、まんまじゃないかというベタなキャスティングもナイスです。




そんな家族から猛を超える全国制覇を期待されている剛ですが、実は本人は普通の高校生活を送りたくて、




不良の巣窟の高校ではなく、ノーマルな高校に家族に内緒で入ってしまいます。

学校への途中のトイレで着替えて普通の高校生になる二重生活になるのです。






この初期設定が明快なので、話に入りやすく、あとは家族の他に、ヤンキー嫌いのマドンナ、深雪(森川葵)や、ヤンキーに憧れるヘタレな登(春本ヒロ)、ヤンキー校の一匹狼、伍代(神尾楓珠)らがからんできて、話が展開していきました。





演出の本広克行は歯切れのよい編集で、流石と言える仕事ぶりで、ヤンキーをエンタメ化してみせました。





ただ単に古くさいか、その古さがカッコいいか、作り手のセンスが問われますからね。

そこはお見事でした。





剛はヤンキー姿の時はマスクをしているのですが、間宮祥太朗の目力が活きますね。

対する神尾楓珠も目力が強いので、目力対決でした。




剛を慕う飼い犬の豆柴の松が可愛かったですね。癒やしの存在でした。




今回の評価は…8