これまで2話でこのドラマの基本設定を主人公の桐沢(木村拓哉)を中心に描いてきましたが、この3話からはボクシング部の生徒を1人1人フィーチャーしていくようです。
今回は唯一の女子部員の水野(山田杏奈)。彼女がボクシングを習いたいのには理由があって…
テレビ朝日 木曜21時
「未来への10カウント」第3話
主演…木村拓哉
脚本…福田靖
演出…星野和成
冬ドラマでも同じこの枠の「となりのチカラ」で妻子に暴力をふるうDV男が出てきましたが、またかよ!と思ったら、ちょっと事情は違って、
水野の母親は、夫の死後、今宮(袴田吉彦)という銀行員と再婚するもその後離婚。しかし、離婚が不服な今宮は水野母娘のもとに現れて復縁を求め、拒むと暴力をふるっているようなのです。
仕事がうまくいってない不満や鬱積もあるようですが、クズな男ですね。袴田吉彦はこんな役ばかりですが…(笑)
そんな今宮を撃退したいために、水野はボクシングを習って強くなりたいと必死で、インターハイ予選なんてどうでもよいとまで言い出します。
ボクシング部ではらちがあかないと、水野は甲斐(安田顕)のボクシングジムに通い始めますが、桐沢は陰で甲斐に頼んでボディーブローを教えさせます。
それは今宮にいざという時にダメージを与えるためで、また現れた今宮をボクシング部のリングに連れてきて、
そこで今宮と桐沢で自分の不幸を言い合って、水野が判定し負けた方を殴るというなんだかよくわからない試合が始まります。
今宮の方は桐沢に比べれば取るに足らない不幸でしかなく、3戦全敗、水野は甲斐から習ったボディブローをきめました。
これもま~、なんで不幸自慢?とか、何よりこんな形で、桐沢に過去をコンパクトに語らせる手段にしたみたいで、いささか疑問でした。
今回の評価は…6