このドラマのメイン脚本家が今回も担当していますが、女性の年齢について書くのは失礼ではありますが、私めとあまり年齢が違わない50代の方なんですね。
今回の小野(鈴木伸之)の令和の男にあるまじきアナクロな言動は、さすがに大企業でそれなりに評価されているとは思えないもので、
昭和生まれの男尊女卑がまだはびこっていた時代に生まれ育った人が書いた脚本だからなのでは?と思ってしまいました。
日本テレビ 水曜22時
「悪女~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」第4話
主演…今田美桜
脚本…後藤法子
演出…南雲聖一
今回は新たな部署への異動ではなく、社の周年プロジェクトへの参加。
出世の登龍門と梨田(石橋静河)に言われ
麻理鈴(今田美桜)はがぜん張り切ります。
プロジェクトのリーダーは麻理鈴を小馬鹿にしている企画開発部の小野。
しかし、プロジェクトの企画は小野の同期でエンジニア部の川端(近藤春菜)が考えたものでした。
仮想空間で年齢性別を気にせず自由に買い物ができるというもので、世界的なゲームデザイナーの鬼丸(冨永愛)の協力も得られることになっていました。
しかし、小野は自分がリーダーだからと、ゲームの中身を変えてしまいます。
最初の打合せの時から違和感を持っていた鬼丸はこんな中身なら自分がやる必要はないと手を引いてしまいます。
あまりに男性中心な小野の言動に腹をすえかねて、川端もプロジェクトからはずれると言い出します。
川端はいつか鬼丸と仕事をするのが夢だったのです…
ま~とにかく、こんな男にプロジェクトを任せるこの会社が問題だろう…というレベルで、小野には呆れるばかりでしたね。
今どき、会議の飲み物を女性社員に片付けさせるとか、イクメンや主夫もいる時代に男には仕事をやるしか選択がないと嘆くとか、なんだコレでした。
山瀬(高橋文哉)が麻理鈴に言ったように、男だから女だからではないジェンダーレスの時代に今や入ってるんですよね。
だから、男女格差とか男女平等とかそういうことではなくなりつつあるわけで、
川端が作ろうとしたもの自体は、現代にマッチしたナイスなアイデアなんですよね。
小野は改心したようですが、そんなに簡単に考えが変わるとは思えない酷さだったので、うわべだけ合わせているようにさえ見えてしまいました。
演じている鈴木伸之がちょっと気の毒なレベルでしたね。
遂に麻理鈴憧れの田村(向井理)が帰国しましたが、麻理鈴が寝ぼけて抱きついた小野や、麻理鈴を好きらしい山瀬らとの恋愛要素が強まるのは勘弁してほしいですね。
冬ドラマではそんなドラマがやたらとありましたので…。
今回の評価は…6