このドラマ、原作者も、脚本家も、演出家も女性です。…なので、女性の心理を実にオブラートに包まずになまなましく描いてくるな~と、おじさんの私めはいたく感心しながら見ております。
今回なども、ホストにハマり抜け出せない優愛(齊藤なぎさ)と、ホストにズルズルとハマっていく萌(箭内夢菜)をハラハラしながら見守ったのでした。
TBS 火曜25時28分
「明日、私は誰かのカノジョ」第8話
主演…吉川愛
脚本…川原杏奈
演出…近藤幸子
今までも散々、こんな手口で常連客から金をまきあげてきたんだろうなと分かるハルヒ(藤原樹)のアメムチの使い分けが、実に説得力がありましたね。
ガールズバーで働いていると言いながら、実はデリヘル嬢だとわかった優愛、イヤなおじさんに抱かれるのも、ハルヒに貢ぐためというのが痛ましく、抜け出せない沼の深さを今回見せつけられました。
ま~ハルヒはわかりやすいホストなんですが、今のところホントに優しいイイ子なのか、実は計算ずくでやっているのかがわかりにくい楓(高野洸)の方が怖いですね。
警戒心の強い萌にマメにLINEしてきたり、自分の唯一の居場所のバーまで、リナ(横田真悠)たちに踏み込まれ、みじめな気分になった萌に店を抜け出し会いにきてくれたり、会計が高くなったら、半分出してくれたり、
表面上はホストらしくない好青年で萌が気を許すのも頷けるんです。
しかし、何か怪しげですよね、私めは疑り深いので信じていません。
次回予告を見たら、萌が水商売を始めたようで、ますます心配になりました。
やはりクサいですね、ヤツは。
今回の評価は…8