てっきり今回が最終回だと思って見ていたら、まだ続くみたいでそれに一番驚きました。もう十分なんですけどね。
フジテレビ 月曜21時
「元彼の遺言状」第10話
主演…綾瀬はるか
脚本…杉原憲明
演出…鈴木雅之
今回を最終回にしないなら、もっと早い段階で、この篠田(大泉洋)の真相究明についてやっても良かったのに…と思いましたね。
その方が、麗子(綾瀬はるか)と篠田が、津々井(浅野和之)や、紗英(関水渚)らと案件に取り組むという今の見やすい形に早く入れたのに…と悔やまれます。
金にガメつくて、食いしん坊の麗子のギスギスした感じを、ツッコまれる篠田と、天然の紗英と、飄々とした津々井で良い毒消しになっていて、この形に早く持ち込むべきでしたね。
今回は前回に引き続いて、篠田が殺人の濡れ衣を着せられた裁判の解決編でした。
結局、住民たちがみんな憎んだ被害者を前回死んだ医師が殺してしまい、医師にお世話になっているので、そこにいたみんながそれを隠蔽して、よそ者の篠田に罪をなすりつけたのでした。
法廷シーンは正名僕蔵が裁判官、八嶋智人が検事で、刑事裁判が不慣れな麗子が失敗を繰り返し劣勢になるところからの逆転で、ちょっと痛快でしたし、
裁判後に、住民たちを集めての真相究明も、いつになく熱く篠田を弁護し、住民たちを責めるシーンは、綾瀬はるかの本気の演技が見られて良かったです。
ま~、今まで手を抜いていたわけじゃないですけどね。
今回の評価は…8