復生者には冷たい世の中…「空白を満たしなさい」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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復生者と呼ばれる生き返った人たちがかなりの数いるらしい不思議な世界が舞台のドラマです。




それはおかしいと抵抗を感じたら、このドラマは見ていられません。




NHK  土曜22時

「空白を満たしなさい」第2話


主演…柄本佑

脚本…高田亮

演出…柴田岳志





生き返ったというのに、それは遺された人たちには喜ばしいことではなく、徹生(柄本佑)は生前勤めていた会社に戻ることは許されず、知人の秋吉(萩原聖人)の好意で彼の経営するディスカウントショップで働かせてもらいます。




しかし、世の中には復生者排斥の動きがあるようで、先輩店員(井之脇海)からは邪険にされます。




仕方なく、就活を始めますが、面接で復生者であることを明かすと、たちまち態度が変わり、冗談じゃないって感じになってしまいます。




まるで汚らわしいもののように扱われるんです。なぜこんなに疎まれているのか、その説明はありません。




死んだ時に支払われた保険金は、返却を迫られます。

徹生の場合、自殺の可能性が強かったのに、よく保険金がおりましたね。





いまだによく分からない徹生の死因、徹生に優しくしてくれる秋吉は自殺、元いた会社の工場長の権田(うじきつよし)は他殺と割れていて、それを探るか探らないかも分かれます。




秋吉か権田のどちらかは怪しい気もします。徹生の死にからんでる気がします。





そんなミステリー的な展開もありつつ、

今回は、妻の千佳(鈴木杏)に佐伯(阿部サダヲ)が徹生の死後、どうからんできたかが描かれました。




徹生の生前に現れた時のように、粘着性のあるしゃべりで千佳に徹生がいかに会社で嫌われていたかを語ったり、




デリヘルで働くように千佳を誘ったり…一方的に、速射砲でまくしたてる阿部サダヲの演技が圧巻です。




柄本佑も鈴木杏ももちろん良いんですが、阿部サダヲがそれを食ってしまいます。




佐伯はまだ回想にしか出ていませんが、佐伯は実在しない幻では?と考察する人もいるようです。




今回の評価は…8