近頃は深夜ドラマの中から読者の皆さんにおすすめできる掘り出し物のドラマを発見するのが楽しみになってますが、夏ドラマではまずその1本めがこの作品になります。
「おっさんずラブ」や「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」「消えた初恋」を好きで見ていた方には特におすすめと言えます。
テレビ東京 水曜24時30分
「みなと商事コインランドリー」第1話
主演…草川拓弥
脚本、演出…金井純一
主人公の晃(草川拓弥)は、ブラックな職場で体を壊し、祖父が経営するコインランドリーの管理人になったアラサー独身男子。周りには隠していますが自分がゲイと自覚しています。
そんな晃のコインランドリーに晃のタイプのイケメン高校生のシン(西垣匠)がやってきます。
このドラマが面白いなと思ったのは、アラサー男が小悪魔的な高校生に翻弄されるさまが何とも微笑ましいんです。
シンがただ普通の高校生なら、我慢していれば済むことなのに、うっかり自分がゲイだと明かしても、
しばらく間は空いたものの、晃を拒むわけではなくまた現れて、更に晃への好意も示し始め、
積極的に手を握ってきて見つめてきたりするのです。
晃は過去に失敗した苦い経験もあるようで、シンの挑発にも乗るまいと必死でこらえます。
その翻弄されっぷりを草川拓弥が巧みに演じてます。
草川拓弥は記事には書きませんでしたが春ドラマの「クロステイル」でも好演していて力を伸ばしてきたなと思います。
また、シン役の西垣匠はどこかで見た人だなと思い調べたら、昨年春の「ドラゴン桜」で坊主頭のヤンキーコンビの片方の子でした。
この西垣匠演じるシンが、晃を惑わす悩ましい目つきや、艶めかしい口つきをしているんです。
この先、どう悩ませ苦しめるのか、晃が純な人物だけにハラハラしながら見ていけそうです。
興味を持ったが放送されてない地域の方はParaviでご覧ください。
今回の評価は…8