彩女(入山法子)が北(重岡大毅)を死という闇へと誘うような存在であるとするなら、
北海道で出会ったマリア(久保田紗友)は、まさに聖母マリアのように、闇から北を救い出してくれるような、光を感じさせる存在ですね。
入山法子と久保田紗友が陰と陽を対照的に演じています。
テレビ東京 金曜24時12分
「雪女と蟹を食う」第6話
主演…重岡大毅
脚本…まなべゆきこ
演出…内田英治
彩女に置き去りにされ、札幌の街をフラフラと歩き回る北。
今更ながらに彩女が自分にとって、大きな存在になっていることを痛感し、その喪失感にさいなまれます。
2人で食べようと約束したカニも、1人で専門店に入り、最高級のカニを注文するものの、
1人で食べたって~!と食べずに逃げ出そうとしてしまいます。
警察には突き出されず、厨房の出口から出されましたが、そんなフラフラの北を
見かけたマリアが、呼び止め自分が働いている店に連れて行きます。
手作りの弁当を恵んでくれて、それを食べる北。
死ぬに死ねず、空腹に耐えかね弁当をがっついて食べてしまう自分が情けなくて、北は涙をこぼしながら食べます。
重岡大毅は「♯家族募集します」の時も泣きっぷりの良さを褒めましたが、今回もしょっぱい涙を流す演技に打たれました。
あんな男、やめときなよという仲間の制止も聞かずに、マリアは北を自分の部屋に連れて帰ります。
ここから北はマリアによってどう変わるんですかね?
そして、彩女は?
まだまだ先の展開がわかりません。
今回の評価は…8