今回を見たほとんどの視聴者が、今回が最終回じゃないの⁉って思ったでしょう。
次回を見ない内から、私めは断言します。今回が最終回の方が良かったと…。
この枠は前クールの「元彼の遺言状」もそうでしたよね。
またかよ…とフジテレビのやり方にがっかりします。
フジテレビ 月曜21時
「競争の番人」第10話
主演…坂口健太郎、杏
脚本…丑尾健太郎、神田優、蓼内健太
演出…相沢秀幸
今回で3話連続、打倒藤堂(小日向文世)のエピソードで、今回がその完結編でしたが、脚本は第8話を丑尾健太郎と蓼内健太、第9話を神田優、そして今回が3人。
一連のエピソードを3人がかりでどう脚本にしているのか、私めには不思議でなりません。
そもそも、3人がかりで書くほどのエピソードか?というのはありますし…。
さて、ゼネコンの談合という、それは今でもまかり通ってるだろうなというリアルな題材なわけですが、
結局、公正取引委員会って、立ち入り検査をして、そこから留置した資料から何かを見つけ出すしかないんですね。
今回も、結局談合の場所をしぼりこむには、留置した資料の中の領収書から分かるという流れでした。
そんな簡単に分かるようにやっているかは不思議でしたが、逃げ切れそうな藤堂を言い逃れできないように封じこめられたのは痛快でした。
泣き落としか?とこちらも高をくくっていたので、談合現場をしっかり特定し、うむを言わせなかったのは良かったです。
領収書に日付はあるけど、曜日はあまり書かないけど…とか、気になる点はありましたが…。
入院している本庄(寺島しのぶ)が自分がたちあげたチームのメンバーをなぜチームに入れたかを話し、外で聞いていたメンバーが発奮するのとか良かったですね。
逮捕されてもまだ毅然として、談合は無くならないと言って去っていく藤堂には、単純な善悪ではない人は権威を手にすると変わってしまう怖さを感じました。
今回の評価は…6