生きていなければ見られない景色…「雪女と蟹を食う」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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予告とかだと、いかにも彩女(入山法子)が死んでしまったような映像がありましたので、悲しいバッドエンドを正直このドラマに関しては想像していました。




テレビ東京 金曜24時12分

「雪女と蟹を食う」最終回


主演…重岡大毅

脚本…まなべゆきこ

演出…内田英治




海で入水自殺を図った彩女。すぐに北(重岡大毅)は追いかけ救い出し病院へ。

助かるんだろうなとホッとしましたが、




北が彩女の夫、雪枝(勝村政信)を呼び出し、彩女は死んだと言ったから、あれ?死んじゃったの?と面食らうことに。




雪枝は彩女の死を知っても悲しむわけではなく、淡々と死後の処理について話して、北を呆れさせます。




更に、雪枝が小説の題材にできるように書きつづった日記のことを知ると、それを自分にくれと懇願します。




それで純文学を書いて、大衆小説家と見下したヤツらを見返すんだと雪枝は、エゴのかたまり。




彩女からの思い入れの強さに、どうも雪枝は辟易し、小説の中身のように自分も殺されるのではと怖くなり逃げ出したようです。




北は彩女と離婚してやれ、と口をすべらせ、彩女は生きていることが分かります。




北は日記と雪枝がプレゼントし彩女が大事にしていた包丁を残し、立ち去ります。




この北と雪枝の最初で最後のからみのシーンは見ごたえありましたね。




意識を取り戻した彩女と、北は共に生きていくことにします。




北は美しく花が咲き競う丘に彩女を連れていき、生きていなければ見られない景色をこれからも見ようと言います。




いい言葉でしたね。

生きていなければ見られない景色って。




生きていてこそできること。

その大切さをこのドラマは教えてくれました。

ハッピーエンドでホントに良かったです。




重岡大毅はこのドラマでまた一歩、演技者として成長し進化しました。





あと、入山法子の実力を初めて知り、感心しました。

今後が楽しみです。




今回の評価は…8