今回は見ていて辛くなることが多くてしんどかったですね。
フジテレビ 月曜21時
「PICU~小児集中治療室~」第7話
主演…吉沢亮
脚本…倉光泰子
演出…平野眞
前回、せっかく治療に前向きになってくれた圭吾ですが、
ドナーはなかなか見つからず、腎臓が悪くなり移植までのつなぎの補助心臓の手術もままならないとか、
ドナーが見つかっても移植も厳しいとかあまり良い話はなく辛くなるばかり。
いくら志子田(吉沢亮)が熱を入れてもどうにもなりません。
ラストには容態が悪くなったようで。
前回、思い入れができた子だけに余計に辛くなるばかりです。
そんな中で、志子田は遂に母親の南(大竹しのぶ)が膵臓がんのステージ4であることを知ります。
しかも南は頑なに治療を拒否するのです。
自分は医師なのに、身近な家族の病気に気づけなかったこと、それを治すことももはや手遅れなこと。
母親から話を聞いての志子田のリアクション。吉沢亮の特徴的な目から溢れ出る後悔や怒り、悲しみ。
終始、淡々と話す大竹しのぶと共に、実に見応えあるシーンでした。
大竹しのぶとがっつりからんだ演技をすることは吉沢亮にとって良い経験になっているでしょうね。
1人、風呂場で涙する志子田が何とも辛かったですね。
志子田に代わって南に植野(安田顕)が緩和ケアを勧めてくれたのは良かったです。
悠太(高杉真宙)を病院に招いてくれたし、今回の植野はますます神のような慈悲深さでしたね。
悠太に植野が言った心に暴力を受けたのに謝ることはないという言葉も良かったです。
悠太のことと、ネグレクトで病気なのに放置されていた少女が救われたのはせめてものことでしたが、
南は仕方ないにせよ、圭吾は何とか助かってほしいですね。
今回の評価は…8