このドラマの草なぎ剛を見て改めて、草なぎ剛ってやっぱりスゴい役者だなと思われた方は多いのではないでしょうか？
以前、私めはジャニーズ所属タレントを「いい役者」と「うまい役者」に分類した記事を書いたことがあり、
役よりもその人の個性が役をひきつけるタイプである「いい役者」の代表格を木村拓哉、どんな役でも役者自身がそういう人であるかのようになりすますタイプである「うまい役者」の代表格を草なぎ剛としました。
今回の武志という役も、松尾諭の実際のお兄さんもこんな感じなのかもと思わせる真に迫った名演技を見せています。
NHK 火曜22時
「拾われた男」第8話
主演…仲野太賀
脚本…足立紳
演出…井上剛
親しくなったシングルマザー、エイドリアンの息子ショーンのために、武志(草なぎ剛)が自分はメジャーリーガーの木田優夫だとウソをつくシーンは微笑ましくほのぼのしましたね。
ショーンくんを演じている子はアメリカでは名子役だそうです。
諭(仲野太賀)が日本に帰って来ず、祖母の死に目にもあわなかった武志に、もう家族じゃない、縁を切ると送ったメールか、
余計に武志がエイドリアン親子に家族同然に肩入れさせることになる皮肉がきいていました。
微妙な表情で武志の複雑な思いを演じる草なぎ剛の飄々とした演技に引き込まれます。
一旦日本に帰ると武志を受け入れるかどうかで両親が大喧嘩。
そのとばっちりが諭の一家にも。
ホントに家族は厄介です。
諭の娘の福子ちゃん役の永尾柚乃ちゃんも可愛かったですね。
癒やされました。
さて、武志は日本に戻せるんでしょうか？
今回の評価は…8