母親と最後の水入らず…「PICU」第9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は何と言っても東京の旅館で志子田(吉沢亮)と母親の南(大竹しのぶ)が親子水入らずで語り合うシーンが圧巻でしたね。




大竹しのぶの長いセリフに聞き入りましたし、吉沢亮のリアクションにもやられました。名シーンでしたね。




フジテレビ 月曜21時

「PICU~小児集中治療室~」第9話


主演…吉沢亮

脚本…倉光泰子

演出…相沢秀幸




末期の膵臓がんの南をどうにか救うすべはないかと、わらにもすがる思いで、志子田は南と東京の病院に行くのですが、

医師の見立ては厳しいものでした。





もうこんな機会もないかと、志子田は高級旅館を予約していて、その夕食を食べながら南になぜ治療を嫌がるのかを尋ねます。




実は志子田の父親も肺がんで亡くなったそうで、優しい人だったのに抗がん治療をしてから人が変わってしまい、それが南の心の傷になっているのでした。




志子田を授かった時はホントに幸せだったと語ったあとに明かされたので、




志子田ももう母親に抗うことをやめ、受け入れるのでした。




ホントに病気なのではと思えるほど真に迫ったたたずまいで、淡々と話す大竹しのぶの長ゼリフは一語一語が、こちらの胸に迫り、感動的でした。




このドラマで大竹しのぶとがっつりと共演できたことは、吉沢亮にとってかけがえのない財産だと思います。




圭吾(柊木陽太)を久しぶりに見舞ったら、もう話すこともできなくなっていて、優里(稲垣来泉)が涙ながらに志子田を責めるシーンも辛いシーンでしたね。

稲垣来泉の涙の演技が強烈でした。




母親もとりわけ救いたかった患者も救えず、落ち込んでしまった志子田は退職願を出してPICUを去ります。




ま~無理もないですね。

立ち直ってほしいですが…。




植野(安田顕)もPICUを辞めないといけない方に進み、なんとも息苦しい展開です。




今回の評価は…8