2022秋ドラマアカデミー賞…最優秀助演男優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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秋ドラマアカデミー賞、続いては最優秀助演男優賞の発表です。




ノミネートしたのは多くなってしまいましたが以下の8人です。




安田顕

「PICU~小児集中治療室~」



抑えに抑えた演技で覚悟をもって、ギリギリの条件下で小児医療に臨む医師を演じました。




内にためこむからこその怒りや悲しみ、苦しみがひしひしと伝わり、安田顕の集大成とも言える適役でした。





眞栄田郷敦

「エルピス~希望、あるいは災い~」



イケイケで来たあまちゃんのテレビマンが、冤罪解明に没入していき、たくましく変化していくさまを演じました。




持ち前の目力の強さを、今回は暗くよどんだり、いきいきと輝きを取り戻したりと変化を見せ、役者としてさらなる成長を感じさせました。





岡部たかし

「エルピス~希望、あるいは災い~」




当初はパワハラ、セクハラおかまいなしのプロデューサー役かと思いきや、元報道マンとしての熱き魂を取り戻していき、皮肉なキャラながら魅力的な役にしたのはお手柄でした。




徐々に存在感を高めている役者さんで、今回もしっかりとつめ跡を残しました。





草なぎ剛

「拾われた男」



天衣無縫な主人公の兄役で、アメリカで倒れ、迎えにきた弟と帰国するのですが、



わざと憎まれ口を叩いたり、素直ではないひねくれ者で、そんな厄介な男を草なぎ剛らしくリアルに演じきってみせました。





中井貴一

「ザ・トラベルナース」




岡田将生とW主演で良かったのでは?と記事でも何度も書きましたが、サラリと演じながら看護師になりきりプロフェッショナルさを感じさせるのは流石でした。




それでいて、急にスゴんでみせたり、含みのある懐の深さがあり、一筋縄ではいかない人物にしていました。




目黒蓮

「silent」



こちらも川口春奈とW主演でも良かったのではと思うほどに、作品でウエイトのある役でした。




初回にヒロインと再会するシーンで、いきなり手話で思いをぶつけ、泣かされてしまいました。

初回から泣かされるとは衝撃的でした。





三浦友和

「クロサギ」




こちらもベテランならではの味わい深い演技で、甘味処の主人でありながら詐欺師の世界のフィクサーという裏の顔を持つ桂木を演じ、ドラマをグッと引き締めました。




主人公の味方なのか、敵なのか掴みどころのない曖昧さが、底知れぬ恐ろしさも感じさせました。





オダギリジョー

「アトムの童」



香川照之から急遽代わっての出演でしたが、オダギリジョーならではのヒールぶりを自由自在に演じてみせ魅力的でした。




結局、悪人ではなかったんですが、いつか根っからの悪人の役も演じてほしいと思わずにはいられませんでした。





8人もノミネートしたのは初めてです。

どうしても取り上げたくて、誰も切ることができませんでした。




この大混戦を制して、最優秀助演男優賞

に選ばれたのは…






目黒蓮

「silent」




錚々たる中堅、ベテランの実力派たちをおさえての受賞となりました。

今回はどうしてもこの人に取らせたいと思い選びました。




おそらく目黒蓮にとってエポックとなる役になるでしょう。

このドラマのプロデューサーは「教場」に出た目黒蓮を見て、この役にと考えたそうです。




私めも「教場」で注目したので、やっばりなとちょっと鼻が高いです。





中途失聴者という、これまでのろう者役とはまた違った難役を、小細工せずにまっすぐに演じきりました。拍手です。