いいですね~。
好みは分かれると思いますが、いかにもバカリズム脚本って感じで。
竹野内豊主演の「素敵な選TAXI」を好きで見ていた方は、ぜひご覧になっては…と感じた初回でした。
日本テレビ 日曜22時30分
「ブラッシュアップライフ」第1話
主演…安藤サクラ
脚本…バカリズム
演出…水野格
思わずニヤニヤさせられる主人公の独白ナレーションや親友や同僚たちとのとりとめのない会話。
タイトルが出るまで延々とそれが続いたんですが、飽きないし、ついつい聞き入ってしまう。
特に、安藤サクラと、木南晴夏、夏帆のトリオの会話。3人のナチュラルな演技が実にリアルで、バカリズムのセリフもありがちな会話をサラリと書いていて、
まるでその場にいて横で彼女たちの会話を聞いているような気分になり、これはなかなかスゴかったですね。
今後もまた出てくるんでしょうか?
出てくるなら楽しみの一つになりますね。
…で、麻美(安藤サクラ)は車に轢かれあっけなく死んでしまい、あの世での受付係(バカリズム)とのすっとぼけた会話がまた最高でした。
すぐに生まれ変わることになるんですが、ちなみに何に生まれ変わるのかを聞いたら、グアテマラのオオアリクイだと言われるんです(笑)
オオアリクイにはなりたくない麻美が受付係に泣きつくと、また2周目の人生をやり直すことができると言われます。
その代わり、徳を積まないといけないと言われるんですが…
当然、そちらを選んだ麻美はまた赤ちゃんからやり直し始めます。
…で、このドラマのミソは意識は死んだ時のままでやり直すわけで、赤ちゃんでもしっかり頭の中は大人で、しゃべれるけどびっくりされるのでしゃべれないふりをしなければいけなくなるのです。
心の声は安藤サクラがやっていて保育園児の麻美も、しっかり大人の目線で周りを見始めます。
なので、純粋に幼かった1周めの時には気づかなかった友だちのお父さんと保育士さんの不倫になりそうな怪しい気配にも気づいてしまうわけです。
そういえば友だちは保育園を移ったし、保育士さんもいなくなったことを思い出した麻美は、不倫を阻止しようとする…というお話でした。
安藤サクラのナレーションに合わせた子役の永尾柚乃ちゃんの表情の演技もお見事でしたね。
まだ生きていた時に、カラオケで親友たちと話していたポケベルを使って阻止する伏線回収が洒落てました。
こういうところもバカリズムの脚本の心にくいところです。
タイムリープでどこかまで行ったら3周目にまた戻るとかあるんですかね。
既に染谷将太も出てましたが、今後、黒木華や松坂桃李、鈴木浩介も出てくるようで楽しみです。
今回の評価は…8