親子のくだらない会話の意味…「6秒間の軌跡」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めはこのドラマで航(橋爪功)と星太郎(高橋一生)親子のとりとめのないというかくだらない会話を毎回楽しみにしているんですが、



今回は回想シーンをまじえて、その会話が意味するところが明らかになり、ちょっと驚きもし、感動もしました。




テレビ朝日 土曜23時30分

「6秒間の軌跡~花火師望月星太郎の憂鬱~」第4話


主演…高橋一生

脚本…橋部敦子

演出…竹園元




今回も橋爪功と高橋一生の演技は相変わらず良かったのですが、それに増して心憎い脚本でしたね。





特に航が座っていた座椅子にある座布団の大きなしみ。




なぜ、しみをそのままにしていたのか?新しいのに買い替えなかったのか?

それが後から分かるしくみは、よくできてるな~と感心してしまいました。




まだ花火大会が盛況だった頃、花火師仲間と望月家で飲み会になり、牛田(不破万作)というお節介な男から、




星太郎はしつこく結婚をすすめられ、航は再婚をすすめられます。




「結婚しないのはまた捨てられるのが嫌だからか?」

ていう牛田の言葉に星太郎はキレて殴りかかります。




そのドタバタでワインのボトルが倒れて座布団にべったり染みがついたのです。




母親が自分を置いていなくなってしまったのは、星太郎にとってトラウマだったんでしょうね。




母親がいない寂しさを埋めるために、航はくだらないことを星太郎に話しかけ、ずっとそんな会話を親子の間で続けてきたのです。




2人が大切にしてきた時間を否定されたように思えたんでしょうね。





そんな意味があったとは…

染みのついた座布団を星太郎は大切に使ってきました。

父と息子の愛情の深さをそこに感じました。




ずっとお菓子はかりんとうばかり食べてきたという星太郎に、ひかり(本田翼)は新しいスイーツをすすめます。





星太郎に新たなことを始めさせるひかりの存在が、この先はキーになりますね。





しかし、花火をあげると翌日、残骸掃除が大変って初めて知りました。





今回の評価は…8