これまでも度々書いてきましたが、このドラマに松山ケンイチ演じる魚住の存在は欠かせません。
井上真央も佐藤健も好演していますが、魚住という役はあて書きというのもあるでしょうが、松山ケンイチ本人のピュアな善良さと重なり実にハマり役なんですね。
TBS 金曜22時
「100万回言えばよかった」第6話
主演…井上真央
脚本…安達奈緒子
演出…山室大輔
成仏するにはどうしたらいいか知りたい直木(佐藤健)は、魚住と幽霊仲間の樋口(板倉俊之)と、魚住同様に幽霊が見える姉の叶恵(平岩紙)にアドバイスをもらいに行きます。
幽霊2人と幽霊が見える2人の会話シーンはこのドラマでも初めてのパターンで新鮮かつ面白かったですね。
幽霊と会話しているように演じるというのは演技力を要しますが、それを松山ケンイチも平岩紙もすんなりシレっと演じていて絶妙でした。
叶恵いわく直木には現世に「思い直し」があってそのために成仏できずにいるようです。
叶恵は弟の変化にも気づいたようで、直木に肩入れするあまり、憑依させてあげているのではと思ったようでした。
後日、直木に悠依(井上真央)を好きになっているだろうと指摘された魚住は、自分は直木のことを諦めず一途に思い続けている悠依が好きなのだと熱く語りました。
そんな悠依の思いにこたえるために、自分に憑依して直接語りあってくれてかまわないとさえ言います。
この魚住のまっすぐさに私めは感銘を受けました。
しかし、そんな魚住の体に変調が…。
心配になった叶恵が調べたところでは、憑依を何度も繰り返すと命を落とすことになるらしく、魚住は直木と一緒にはいられなくなっていくようです。
気がかりですね。
今回の評価は…8