自分もヤングケアラーだったから…「リエゾン」第5屑 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は臨床心理士の向山(栗山千明)がフィーチャーされた回でした。





これまであまり触れてませんでしたが、このドラマで向山の存在はとても重要で、栗山千明が抑えた演技で好助演しています。





テレビ朝日 金曜23時15分

「リエゾン~こどものこころ診療所~」第5話


主演…山崎育三郎

脚本…吉田紀子

演出…Yuki 5aito 




向山はスクールカウンセラーもしていて、その出先の学校で、ヤングケアラーらしい茜(古川凛)のことを気にかけます。




茜は母子家庭で母親(奥菜恵)が脳梗塞で身体が不自由になり、昼間はヘルパーに頼みながらも夜は自分が介護し、そのために中学受験もうまくいきませんでした。



カウンセリングしても、茜は気丈に大丈夫ですとしか言いません。

しかし、自身もヤングケアラーだった向山はそうではないとわかっていて、




張り詰めたものがキレて倒れたのを向山に発見され、クリニックに運ばれた茜に、「あなたはあなたの人生を生きなさい」と諭されます。





ヤングケアラーは心の病というわけではないんですが、自覚がなく他人に頼らずがんばってしまうというのは深刻ですよね。今や社会問題の1つになってますが。



卒業文集の将来の夢に通訳という本来の夢を理学療法士に書きかえた茜が、また通訳に書き直したのにはホッとしました。




向山はヤングケアラーでしたが、ある時にそこから脱却するために、母親のもとを離れて留学、その留学先で佐山(山崎育三郎)と出会い、お互いのことを明かしあって意気投合、今の関係につながったのでした。




茜のことがあったあと、疎遠にしていた母親を見舞う向山が泣き崩れるシーンにはグッときました。




今回の評価は…8.