話がなかなか進まないので、そちらにいささかイライラしてはきましたが、
前回から存在感が高まった魚住(松山ケンイチ)の姉の叶恵(平岩紙)が、弟の危機を察知し、奔走する姿に打たれました。
TBS 金曜22時
「100万回言えばよかった」第7話
主演…井上真央
脚本…安達奈緒子
演出…渡部篤史
今回、私めの心をとらえたのは、直木(佐藤健)と悠依(井上真央)にファミレスで、叶恵がもう魚住には近づかないでと頼むシーンのやりとり。
叶恵「お二人にこんなことを言うのはひどい勝手だと思います」
悠依「それはみんな同じです。大事な人がいるってよく考えたら残酷ですよね」
叶恵「他の人よりこの人って、順番をつけることだもんね」
2人にとって会話の仲立ちをする魚住がいかに必要な存在か分かっていながら、弟が大事だから頼まずにはいられない叶恵の思いが伝わる良いシーンでした。
こういうハッとさせられるセリフを書けるのは脚本家の力量ですね。
しかし、このドラマ、はっきり言って中だるみ気味です。
千代(神野三鈴)と英介(荒川良々)が組んでやってきたともうバレバレですからね。
それ以外のひねりはあるんでしょうか?
もうそちらより直木はどんな成仏の仕方をするのかの方が気になってきました。
幽霊の原田(菊地凛子)のくだりとか、何かこの先につながることあるんですかね。尺かせぎに思えて、要らないな~と思いながら見てしまいました。
直木と悠依2人だと口笛以外は、やりとりできずもどかしいのがミソですね。
しかし、よくあのタイミングで魚住は現れましたね。
今回の評価は…7