やはりこのドラマはこうでないと…「リエゾン」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は私めがこのドラマはこうあってほしいという理想形のような回でした。



発達障害を抱える子どもとその親の苦悩をいかに佐山(山崎育三郎)が良い方向に導いて解消していくかが丁寧に描かれました。




テレビ朝日 金曜23時15分

「リエゾン~こどものこころ診療所~」第6話


主演…山崎育三郎

脚本…ニシオカ・エ・トール

演出…竹園元



今回の患者は凛(志田未来)の従姉の春香(山田真歩)の息子の優太。

優太は春香が子連れ同士で再婚した夫と前妻との間の子。

いわゆるステップファミリーという複雑な事情がありました。




…で、優太は発達障害の中のSLD、限局性学習症で、文字がぼやけて見え読み書きがままならないという症状。




五十音は音で覚えたのでスラスラ言えますが、この文字は?と聞かれても答えられません。




そういう子どもがいることを恥ずかしながら初めて知りましたし、それを改善する対処法を佐山がアドバイスしていくんですが、それも大変勉強になりました。




しかし、文字がブレて見づらい優太のためにタブレットを授業で使わせてもらうというのは良い方法と感心しましたが、




1人だけ使うといじめにつながると担任に拒まれます。現実の厳しさも知りましたし、みんな平等という考えのある意味、怖さも伝わりました。

(再度お願いしたら担任は動いてくれることになりましたが…)





今回、佐山は優太だけでなく、連れ子に愛情を感じられず悩む春香にも、すぐにお母さんになろうとせず、だんだんで良い、感情がわいてくるから…とアドバイスしました。これも良かったですね。





優太は生みの母親が自分がバカだから離婚してしまったと思っていて、春香にはバカだと思われたくなかったようです。



 

タブレットの再度お願いに行った時に、優太くんはどうしたい?と聞かれ、涙をこぼしながら春香の手を握ったシーンにはウルウルしました。




そして、春香と2人になってから文字がちゃんと書けたのを見せて、バカじゃないよね?と聞いた時には、春香につられて涙腺崩壊しました。




山田真歩も良かったし、優太役の石塚雄翔くんとい子役さんも素晴らしかったですね。




こうなると山崎育三郎や志田未来、栗山千明らのナチュラル演技の中で、松本穂香の演技がいささか浮き気味なのは唯一気になりましたね。

いくらかセーブしても良いかもです。




今回は佐山のイケメン弟が登場。

父親からの何か書類を持ってきましたが、父親は総合病院の院長で仲違いしてるみたいですね。書類を即捨ててましたから。何があったんでしょうね?




今回の評価は…8