このドラマらしい…というか、期待したのにイマイチ弾けきれずにモヤっと終ってしまった最終回でした。
結局、夫婦がお互い素性がわかり、家の中でバトルしまくったあの回がピークでしたね。
フジテレビ 木曜22時
「忍者に結婚は難しい」最終回
主演…菜々緒
脚本…松田裕子
演出…土方政人
前回のラストで蛍(菜々緒)に小夜(吉谷彩子)が投げた手裏剣は、蛍を咄嗟にかばった悟郎(鈴木伸之)の胸に命中。
死ぬはずのところを蛍は甲賀の秘術を使い救います。
楓(ともさかりえ)が用意してくれた長野の山小屋で夫婦水入らずの時間。
嵐の前の静けさのように仲睦まじく穏やかな時間を過ごしました。
しかし、やはり2人は反目する伊賀と甲賀の忍者。
伊賀の総帥である風富(市村正親)は息子を総理にしたさに赤巻議員を小夜に殺させていたとわかりましたし、
蛍の母親を殺したのも斎藤と名乗っていた風富でした。
予想以上に風富は悪いヤツでしたね。
図々しくも自分の息子を甲賀の秘術で治してもらいたい…なんて、どの口が言ってんだ!って感じですよね。
最終回らしい派手なバトルが見られるかとワクワクしましたが、
菜々緒と鈴木伸之の美しいアクションも、
市村正親と古田新太の達人同士のアクションも、
あまり長くは見せてもらえず消化不良でした。
せめて、古田新太演じる竜兵には妻の敵を討ってほしかったです。
途中で戦うのをやめ、消えてしまいました。
なんで?って感じでしたね。
風富も姿を消し、息子は病死、小夜は逮捕、風富一族の伊賀支配は終わり、宇良(藤原大祐)の母親(シルビア・グラブ)が総帥になり階級制度を無くしました。
蛍も悟郎に別れを告げ、離婚届とお弁当が届きました。
…で、2年後にまたキャンプ場で再会…というラストでした。
その後にエンディング漫画で、今度は蛍目線の別れから再会までが描かれ、最終回で一番良かったのはこの漫画でした。
菜々緒にはぜひまた、ワルいヤツをボコボにするアクションたっぷりのヒロインを演じてほしいです。
このドラマ、何度も書きましたが、序盤の夫婦のいさかいが失点で、早く伊賀と甲賀の許されぬペアだと分かればもっと早くに面白くなったのにと悔やまれます。
今回の評価は…7