冬ドラマアカデミー賞…最優秀主演女優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今日は冬ドラマアカデミー賞、最優秀主演賞を発表します。

まずは最優秀主演女優賞から。




冬ドラマで女優主演作品は6本ありました。

それぞれを寸評していきます。




吉高由里子

「星降る夜に」



恋愛部分はザ・吉高由里子という感じの役でしたね。北村匠海との年齢差を感じさせない瑞々しい演技でした。




この人主演の女医さん主人公の医療ドラマをしっかりと見たいなとも思いました。




堀田真由、仲里依紗、冨永愛

「大奥」



これは3人がセットで素晴らしかったですね。三者三様に女将軍の葛藤と悲哀を見事に演じました。

誰か1人をというわけにはいきません。




いずれも時代劇経験の少ない人たちですから苦労が多かったと思いますが、心揺さぶる名演技でした。





門脇麦

「リバーサルオーケストラ」




元天才バイオリン少女が、市民楽団に入り復活する姿を演じました。




ただ、門脇麦は豹変する強烈キャラを怪演するのを見てきているので物足りなさを感じざるをえませんでした。





菜々緒

「忍者に結婚は難しい」




せっかく菜々緒が忍者役なんですから、なぜもっとアクションを見せてくれなかったのかと不満が残ります。




いつか綾瀬はるかとアクション対決とかしてほしいです。





井上真央

「100万回言えばよかった」



恋人が亡くなっても凛とした姿勢を崩さずに前向きであり続けるヒロインを、この人らしくたくましく演じました。




そんな彼女だからこそ、流す涙にグッと来ました。佐藤健とのコンビネーションも良かったです。





安藤サクラ

「ブラッシュアップライフ」



何度も死んではまた人生をやり直すという特異なヒロインを淡々と自然体で演じる凄みがありました。




市役所職員、薬剤師、研究者、ドラマプロデューサー、パイロットと変わっていく職業にそれぞれなりきるのもお見事でした。





以上、6作品8人の中で最優秀主演女優賞に選んだのは…




堀田真由、仲里依紗、冨永愛

「大奥」




堀田真由はおとなしそうな女優さんのイメージでしたが、このドラマでは男装のやんちゃな家光を力演。恋する乙女の顔との二面性を鮮やかに演じ分けました。




仲里依紗は色狂いと揶揄され、毒親の父親、桂昌院(竜雷太)からは美を保つこと、世継ぎを作ることを要求され続ける綱吉の虚しさ、孤独感を濃厚に演じました。




冨永愛はカリスマ性を感じさせる凛としたたたずまいで、男前な名君ぶりをスタイリッシュに演じました。原作漫画から抜け出たような感じだったと思われます。




甲乙付け難い3人を異例ながら最優秀主演女優賞としました。





「ブラッシュアップライフ」の安藤サクラと悩みましたが、意外性からこちらの3人としました。

安藤サクラはまたの機会にします。