主人公の姉、涼子を前田敦子が演じているのですが、これが困りものです。
キンキンと耳ざわりな高い声でまくし立て、目をひんむいてのオーバーな演技、それが脚本に書かれたセリフで、演出された通りなんだろうが、損をするのは前田敦子自身です。
ドラマ全体をぶち壊しかねないレベルで目に余るのであえて書かせてもらいます。
NHK 火曜22時
「育休刑事」第2話
主演…金子大地
脚本…森ハヤシ
演出…一色隆司
涼子は面白いキャラクターではあるんです。法医学者で殺人事件の被害者の遺体を検死したりもするので、捜査にまでクビをつっこみたがる犯罪マニア。
弟の春風(金子大地)が刑事なのでなおさら、春風に負けじと推理します。
ところが、これをやたらと前田敦子がハイテンションで演じるので、主演の金子大地はボソボソ話すローテンションに比べて浮きまくってしまうんですね。
今回なども、春風の部屋から疑わしい学生(濱田龍臣)を監視するとなったら、やってきて春風の代わりに監視しようとするんです。
前回も気になりましたが、殺人事件で人が死んでいるのに、捜査に加われるのを喜んでいるように見えてしまうのが不謹慎なんです。
前田敦子さん、お願いですから、演出が望んでも抵抗して抑えめに演じてください。
「伝説のお母さん」の時は、そんなじゃなかったですよね。
「黄昏泣き」って、私めは知らなかったので、へ~そうなんだと思いました。
しかし、少し離れたアパートの赤ちゃんの泣き声があんなクリアには聞こえませんよね。すぐ隣でもないのに。
今回の評価は…6