上司のフォローの明暗…「それってパクリじゃないですか?」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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「正直不動産」は不動産についての知識をいろいろ学べましたが、このドラマは企業の知的財産についていろいろ学べて、そこが面白いですね。





それプラス、この枠お得意のヒロインの成長を描くお仕事ドラマになっていて、安定した作りになっています。





日本テレビ 水曜22時

「それってパクリじゃないですか?」第3話


主演…芳根京子

脚本…丑尾健太郎

演出…内田秀実





月夜野ドリンクのプロジェクトの目玉商品、カメレオンティーは試作品も完成し、いよいよ商品化というところまて来ていました。




ここで知的財産部がやるべきこととして「侵害予防調査」という重要な任務が。

これはカメレオンティーが特許を取るべき要素が他の商品の特許を侵害していないかを調べる仕事。





これをミスると特許侵害になったり、既に特許を持っている相手にライセンス料を払わないといけなくなります。




北脇(重岡大毅)が言う通り、「ある」ことを調べるより「ない」ことを調べる方がはるかに大変な作業です。




北脇はそれを亜季(芳根京子)に任せると言います。北脇に信頼されていると張り切る亜季。





そんな時、開発部の先輩、柚木(朝倉あき)はスムージーの製法の改良で、それを認められ、大手カフェチェーンへのプレゼンが決まります。




しかし、侵害予防調査中の亜季はつい気になってその製法を調べたら、既に特許が取られており、柚木考案のものはプレゼンできなくなります。





諦めきれない柚木は上司の高梨(常盤貴子)に直訴、プレゼンぎりぎりまでやらせて下さいと頼み、許されます。




亜季も手伝い、特許侵害しない製法を2人で探ります。野菜を作っている農家に改めて出向き、牛乳ではない玄米から作ったライスミルクをふるまわれます。





そこで乳製品でないライスミルクを使えば特許侵害にはならないと亜季は気づきます。





そうして作ったスムージーでプレゼンに挑みますが、窪地(豊田裕大)が開発したスムージーが採用され、柚木は負けてしまいます。





落ち込む柚木への高梨のフォローが実に見事でしたね。

私は柚木のスムージーの方が良いと思った。

柚木は自分と似ているし、信頼している。

カメレオンティーの開発から外したのも、ある程度、形になったら次の大事な仕事に進んでほしかったから…




こう言われると嬉しいし、やる気になりますよね。常盤貴子はイメージアップする役ですね。





一方、亜季の方は、自分の調査より先に報告書を出されてしまい、北脇に問い詰めると、練習のためにやらせた…と言われてしまいます。





任されたから頑張ったのに…

その亜季の思いを踏みにじる形になりました。




そんな不信感の中で、北脇は親会社のスパイ疑惑がささやかれ、亜季も信じてしまいます。





重岡大毅はこの枠ではかつて「知らなくていいコト」でヒロインのヤバい元カレを演じましたが、アイドルなのに好感持たれない役をあえてやるという役者根性をこの人には感じます。





今回の評価は…8