こういうドラマなんだからと思うようにはしてますが、いろんな要素がからみあってる上に、シリアスになったり、コミカルになったり、ウエットになったりとコロコロ変わるので、ついていくだけで大変です。
テレビ朝日 火曜21時
「unknown」第4話
主演…高畑充希、田中圭
脚本…徳尾浩司
演出…金井紘
今回は、こころ(高畑充希)が寝ているふりしている時に、虎松(田中圭)が自分は殺人犯の息子だと告白したのを受けて、
こころがそれは事実かを調べ、両親にも伝えて、父親の海造(吉田鋼太郎)が婚約破棄だと騒ぎ出すという、シリアス展開になるはずの回でした。
しかし、そんな神妙になるわけもなく、
こころが世々塚(小手伸也)に相談すると、あっさり教えてくれた上に、虎松が告白してきた時のリアクションの練習とか始めます。
シリアスな話のはずが、急におふざけが始まるんです。
ま~小手伸也にしろ、主演２人にしろ、吉田鋼太郎と麻生久美子にしろ、シリアスもコミカルも自由自在に演じられる人たちだから可能なことではあるんですが、
とにかく、脚本家の好みなのか、ガチャガチャしてますよね。
虎松の父親の事件だけでなく、現在進行中の連続殺人事件を虎松とこころの弟の連(井上祐貴)が調べてるし、
加賀美(町田啓太)はこころへの思いをつのらせる一方で三角関係は強まるし、
どうでもいいけど、居酒屋「どんぞこ」の店主(酒向芳)と店員(長田成哉)は親子ではなく、元教師と教え子で同性愛のパートナーとわかったり、
店主が加賀美と浮気していると勘違いされたり、
連続殺人事件の落書きを描いたのは、クリーニング屋のまつり(ファーストサマーウイカ)の息子(曽田陵介)らしかったり、
あれこれゴチャゴチャ入ってくるので、虎松がこころの両親にも受け入れてもらえるという、せっかくの良い場面もちょっとジーんとするくらいでした。
なんですかね~、もっとすっきりしてほしいですよね。
加えて吸血鬼設定もあるわけですからね。
今回の評価は…6