今回もいい話でしたね。
佑(松島聡)の誕生日のエピソードも良かったですが、コタロー(川原瑛都)の父親(滝藤賢一)が開発したキャラメルにまつわるエピソードもグッときました。
テレビ朝日 土曜23時
「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」第5話
主演…横山裕
脚本…衛藤凛
演出…飛田一樹
今回は佑の誕生を祝おうってことになるのですが、捨て子だったのを拾われて施設で育った佑は、捨てた親を恨みホントの誕生日は嬉しくないらしく、拾われた日の方を自分の誕生日にしてきたのでした。
同じ施設で育ったコタローはそれを知ってしまい、佑のホントの誕生日をちゃんと覚えていました。
しかし、誕生日会を佑は喜んでくれず、
コタローがホントの誕生日と「うまれておめでとう」と書いたプレゼントも受け取ってくれませんでした。
実はコタローは自分の誕生日会の時に、田丸(生瀬勝久)や美月(山本舞香)から誕生日会は「生まれてきておめでとう」「生まれてきてありがとう」と意味なんだと学んだのでした。
だから、佑が生まれてきてくれたから竹馬の友ができたことを感謝しかったんですね。
実はプレゼントはもう1枚あって、そこには佑が拾われた日と「ともだちありがとう」と書いてありました。
バイト先でそれを渡され佑も今度は素直に受け取ってくれました。
狩野(横山裕)のフォローもありましたしね。
今度は、佑のバイト先のスーパーに、コタローの父親(滝藤賢一)の元部下の浅川(浅利陽介)が商品のマーケティングをしに現れました。
あまり売れないキャラメルを買っていく子が元上司の子だと知り驚きます。
買っていく割には悪口ばかり言うコタローにもう売れないから置かないことにしようと思ってると告げると、
意外や、コタローは自分が沢山買えば置いてくれるのか?と言います。
これは父親が作ったキャラメルだから特別だし、父上も母上を大好きぞと言います。
浅川は入社以来、可愛がってもらってきたのに、施設に父親が会いに行きコタローを怖がらせた時に、怒って意見をし、その後は疎遠になったようです。
コタローと違い、信じきれなかったことを反省します。せめてキャラメルを残すよう努力すると言ってくれました。
浅川いわく、コタローの父親は子供思いだったようなんですがね…。
佑の2つめの誕生日会、箸の使い方が下手だと言う美月を気遣い、ホントは上手なのに、コタローは下手なふりをしました。
狩野がなんでそんなことを?と聞くと、コタローの父親が、箸使いが下手な母親(紺野まひる)をよく叱っていたらしく、
上手、下手で誰かが悲しむのはイヤだ、みんなで楽しくご飯を食べたいのだと答えます。
これもなんだか切ないエピソードでしたね。
コタローの夢がお城のような大きな家で父上、母上、狩野や佑、みんなと一緒に暮らすことと言ったのもジ〜ンとしました。
ポジティブな発言なのに、コタローの言葉って切ないんですよね。
今回の評価は…8