今回は皆実(福山雅治)を元陸士部だった吾妻(今田美桜)が伴走して川べりをジョギングするシーンから始まりました。
事件の捜査より、解決後に明かされた皆実と吾妻の奇跡的な因縁が感動的でした。
TBS 日曜21時
「ラストマン 全盲の捜査官」第4話
主演…福山雅治
脚本…黒岩勉
演出…石井康晴
ジョギング中に殺された遺体と遭遇し、それを調べると官僚で…
毒殺されたその手には痴漢虐待スタンプが押されており。それで毒を注入されたようで、
被害者は痴漢トラブル係争中、他にも同じように殺された人たちがいて、誰が殺してるのか?って話でした。
殺されたのは集団で痴漢しているような卑劣なヤツらで、犯人は痴漢冤罪の会の真鍋(伊藤歩)。自分の婚約者が痴漢冤罪で自殺したことからの恨みを晴らすための凶行でした。
しかし、実は婚約者は冤罪ではなく、ホントに痴漢グループにいたようで、それを護道(大泉洋)は真鍋に告げました。
真鍋はなんのために殺人を犯したのか分からなくなってしまったのです。
この苦いオチは良かったですね。
伊藤歩はこういう不幸な女性役が似合いますね。
痴漢は卑劣な犯罪で、また懲りずに盗撮している松宮(前野朋哉)を護道がしつこく捕まえに行くのは良かったです。
とはいえ、事件そのものより、今回の白眉は捜査にからんで名誉の負傷をした吾妻を見舞った皆実が語った自分と吾妻との因縁ばなしでした。
傷ついた吾妻を皆実が勇気づけてくれて、今の職業に就くことになったこと。皆実も皆実で自分の活躍で勇気づけてくれるならと、もっと目立つ活躍をすべく励んだこと。
来日して吾妻がいたので一緒に仕事をすべく指名したこと。
そんなことがあるんだなと、福山雅治の語りに聴き惚れました。
今回の評価は…8