よく最終回まで見たな…という思いと、部分的には良いところもあったのにもったいないな…という思いにかられながら最終回の記事を書きます。
テレビ朝日 火曜21時
「unknown」最終回
主演…高畑充希
脚本…徳尾浩司
演出…瑠東東一郎
前回のラストで吸血鬼を連続で殺した犯人は加賀美(町田啓太)か、梅ばぁ(木野花)かってことになりましたが、やはり犯人は加賀美でしたね。
いきなりネタバレで申し訳ありませんが…。梅ばぁが幼い加賀美についたウソが加賀美を凶行に走らせてしまったのでした。
加賀美は幼い時に両親が死んでしまい、養護施設に。
そこの梅ばぁは職員で、加賀美が摘んできたスズランの毒で両親が死んだことを、幼い子には酷で伝えられなかったのです。
…で、吸血鬼が殺したのだとウソをつき、いつか退治しようと話したので、それがずっと加賀美の念頭に残ってしまったというわけです。
吸血鬼=悪とすりこまれた加賀美は、ある時に親友が吸血鬼とわかり殺してしまいます。
それを皮切りに吸血鬼とわかると殺してきたのでした。
普通の人とどう見極めていたのか？
なぜ犯行日予告をしたのか？
わからないままのことはありましたが…
事実を知ってしまった加賀美が何とも切なかったですね。
最終回の町田啓太は複雑な感情の変化を、演じ分けていて渾身の演技でしたね。
高畑充希より田中圭より、最終回は町田啓太を見る最終回でした。
加賀美は逮捕され拘置所へ。
虎松(田中圭)とこころ(高畑充希)の幸せな日々が戻りました。
情報番組のMCになった伊織(麻生久美子)が、その人のホントのことなんかわからないのに、憶測で語るのはやめませんかと言っていたのは、制作スタッフのメッセージかなと感じました。
猿之助にしろ広末涼子にしろ、そんなことだらけですからね。
しかし、虎松の父親の件はほったらかしで終わってしまいましたね。
どこかでまたやるつもりですかね。
ちゃんと連ドラの中でケリをつけてほしいのに…と、残念でした。
今回の評価は…7