偏屈に見えてしまうヒロイン…「若草物語」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回を見おえてまず思ったのは、これって「若草物語」ってタイトルじゃなきゃダメだった?でした。




お恥ずかしい話、私めは「若草物語」を読んだことないし、映画も見てないので、何のイメージや固定観念もないんですけどね。





日本テレビ  日曜22時30分

「若草物語~恋する姉妹と恋せぬ私~」第1話


主演…堀田真由

脚本…松島瑠璃子

演出…猪股隆一




ヒロインの涼(堀田真由)は元脚本家志望で今は諦め、ドラマ制作会社でチーフの助監督になっています。




役柄としてはちょっと良いかなと思ったんですが、このヒロインいささか性格に難ありでした。




昔から恋や結婚ばかりが女性の幸せではないというのがポリシーらしく、どうもそれに凝り固まっているようなんです。




…なので、せっかく監督デビューのチャンスをもらいながら、ヒットメーカーの大御所脚本家・黒崎(生瀬勝久)のステロタイプの考えが気に食わず、収録の際にセリフを変えてしまい黒崎を怒らせてしまいます。




おまけにプロデューサーの柿谷(臼田あさ美)と詫びを入れる時も、また脚本家の物言いにキレて言い返し、あげくは仕事をやめて脚本家になり見返してやる!と大見得をきるのです。





確かに黒崎のほとんどの人は恋も結婚もするんだから、マスに向けてドラマは作るべきという言い分は間違ってはいません。




ただ昔と違い恋も結婚も多様性を持ち始めているので、みんな同じものに憧れているわけではありません。そういう意味では古くさい考えでもあります。




しかし、涼はただ自分の考えに固執して逆らっているようにしか見えず、こんなことで任されている仕事を放棄するのはあまりに幼稚としか見えませんでした。




堀田真由の熱演むなしく、痛快とはならなかったんです。

 身勝手で無責任で偏屈、そんな印象を与えてしまうのは得策ではなかったですね。この先挽回できるんでしょうか?




このドラマの脚本家こそ、どうもステロタイプのようで、友人の結婚式でのブーケトスや昔好きだった男との再会とか、

非正規職員の悲哀とか、カレの浮気を知り自分もとモテ男と寝てしまうとか、



どこかのドラマで見たようなエピソードのオンパレードで、




なぜ、三女の衿(長濱ねる)は行方知れずになったのか?くらいしか興味は持てませんでした。




堀田真由はNHK「大奥」で家光を演じて以来、応援しているんですが、この役は彼女にマイナスをもたらしそうです。



早めにリタイアになる可能性が高いです。

第1話の評価は…6