なぜテレビ局が舞台なのに…「キャスター」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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つい、書き忘れてました。 

申し訳ありません。

慌てて書くので短めです。




TBS  日曜21時

「キャスター」第1話


主演…阿部寛

脚本…槌谷健、及川真実、谷碧仁、北浦勝大

演出…加藤亜季子




私めは長いことテレビ業界で働いてきているので、テレビ局を舞台にしたドラマには点が辛くなりがちです。




実情をいろいろ知っていますんで、報道番組に直接関わったことはありませんが、大体のことはわかっています。




昔からそうなんですが、同じテレビ局にいる人たちが作るドラマのはずなのに、なぜかリアリティに欠ける作品が多いんです。




残念ながらこのドラマもそうです。

最大の失点はバラエティー番組から異動したまだ若い崎久保(永野芽郁)が総合演出であることです。




報道の看板番組でそんな人事はありえません。

ありえなくても納得できるくらい報道局の人たちが従うほどのキレ者に描かれているならまだしもです。




チーフADか、駆け出しのディレクターくらいにしか見えません。

永野芽郁が悪いわけではなく明らかにキャスティングミスです。

これは初回ですから書いておきます。




あと、主人公の進藤(阿部寛)を型破りなキャスターに描こうという脚本家たちの意図が露骨すぎて、いささかやり過ぎです。




そこまでキャスターがやるわけないってところまで逸脱しているしアンコントロールすぎます。




こんなキャスターがいたら面白いのに…って寛大な気持ちで見るべきなんでしょうが…。




初回は二転三転し、進藤は善人か悪人か曖昧なまま終わりました。




羽生官房長官役の北大路欣也は貫禄ありすぎて既に総理か、元総理のフィクサーにしか見えません。

こちらもキャスティングミスです。




進藤は羽生に恨みがあるんでしょうね。

時間をかけて復讐する気なのでは?




あと、滑舌が怪しい阿部寛に饒舌なキャスター役は気の毒です。

「結婚できない男」が阿部寛のベストです。




1話の評価は…7