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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

なんで今さら…でしたね。

このドラマのメイン脚本家はまだそこにこだわっていたんですね。




せっかくもう1人の脚本家はそこを避けて本来描くべきものに徹して書いてきたというのに…。




フジテレビ 月曜21時

「119エマージェンシーコール」第10話


主演…清野菜名

脚本…橋本夏

演出…並木道子




まず、粕原(清野菜名)の特殊能力ですよ。あくまで通報者とのやりとりで発揮するならまだしも、通信指令センターの外でその能力を使わせようとするんですね。



それと、本来の職務ではなく放火犯は誰かを推理したり、捕まえに行ったりし始める。

今回は序盤粕原のそんな行動を戒めていた兼下(瀬戸康史)がそれをやり始めてしまい、あげくは司令管制員のメンバーみんなで推理とかする始末。




いやいや、そういうドラマじゃないでしょうって!

しかも、兼下の後輩をさも怪しげにミスリードで放火犯っぽく見せて、いきなり別の男が現れ放火犯って。

なんじゃそれ!でした。




最終回、どうなるんでしょう。

一応見ます。

10話の評価は…5


人気の富本豊前太夫(寛一郎)の直伝を売り出した蔦重(横浜流星)でしたが、売れてはいますが、吉原で売っているだけだし、購買層も限られるので爆発的なヒットとまではいけませんでした。




今や江戸市中ではブームになりつつある青本を蔦重も出したいんですが…




NHK 日曜20時

「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第12話


主演…横浜流星

脚本…森下佳子

演出…小谷高義




恋川春町(岡山天音)や朋誠堂喜三二(尾美としのり)が書く青本はとりわけ人気で、いずれも鱗形屋(片岡愛之助)が版元でした。




そんな中、蔦重は吉原に入り浸っていて、これまでチラチラと映っていた平沢なる武士が実は朋誠堂喜三二だと知ります。




すかさず蔦重は青本を自分のところでも書いて欲しいとストレートにお願いします。

もう書くネタも無いし、鱗形屋への義理もあるからと平沢は渋りますが、話す内にアイデアはわいてきて、書いてくれるとになります。




しかし、それはすぐに鱗形屋に察知され、鱗形屋が土下座して頼み込むので、話は無しになってしまいました。




一方、吉原では集客のためにやるイベント「俄」を盛り上げるために若木屋(本宮泰風)は西村屋(西村まさ彦)と組み錦絵本を出しそれも売れていました。




俄を仕切ろうとする大文字屋(伊藤淳史)は若木屋といがみあい、イベント開催中も雀踊りで競い合いそれが評判になります。




そのいがみ合いに苦慮している蔦重に平沢は競いあった方が面白いじゃないかと言います。




結局、鱗形屋には内緒で朋誠堂喜三二に序文を書いてもらい、勝川春章(前野朋哉)が絵を描いた俄の様子を細かに描写した「名月余情」を蔦重は売り出します。




祭りにつめかけた老若男女が土産がわりに買っていき、爆発的に売ることができました。




蔦重のプロデュース力と人心掌握力に感心しましたが、このアイデアマン平沢が今後も蔦重の良き協力者になるようです。




尾美としのりが飄々として洒脱で良かったですね。




伊藤淳史と本宮泰風の踊りはいかにも練習しましたって硬さがありました(笑)




俄の騒ぎに乗じて、新之助(井之脇海)とうつせみ(小野花梨)は再会し、松の井(久保田紗友)の後押しで足抜けしました。松の井の粋なはからいでしたね。

今度はちゃんと逃げ切れるでしょうか?




12話の評価は…7



余命わずかの羽毛田(三浦貴大)が、灰江(赤楚衛二)と手を組むことになり、灰江の実父で今は最高裁判事の地鶏(加藤雅也)に立ち向かうことになりました。




元総理で政界のドン浅葉(山田明郷)の娘婿である地鶏は巨悪と呼ぶべき手ごわい相手でハラハラする展開になりました。




日本テレビ 土曜21時

「相続探偵」第9話


主演…赤楚衛二

脚本…西荻弓絵

演出…菅原伸太郎




バス運転手だった灰江の養父(鈴木浩介)が起こしたとされる事故は強風によるものだったのに、死人に口無しで居眠り運転とねじ曲げられました。




そのために乗客への賠償を背負わされたのです。実はその裁判を担当した煤田(水橋研二)に圧力をかけ誤判させたのは地鶏でした。





灰江は養父の無念を晴らすべく弁護士になり、その真実に迫ろうとしましたが、

それを察知した地鶏が手を回して、弁護士資格を剥奪するように仕向けました。




弁護士でなくなっても灰江は諦めずに、事故原因の分析を頼むべく科捜研のエースだった朝永(矢本悠馬)に協力を求めましたが、そのせいで朝永も科捜研にいられなくなりました。




今は退官し田舎暮らしをする煤田に証言を求めますが、煤田には地鶏から圧力がかかっていて、家にこもりきりになってしまいます。




疑惑記事を羽毛田が出そうとしますが、出版社に圧力がかかりどこも載せてはくれません。




仕方なくネットに記事をあげインフルエンサーやユーチューバーたちが動画でそれを取り上げ拡散してくれました。




羽毛田は浅葉の孫のスキャンダルをつかんでいてその記事も出しました。

そのせいで命を狙われる羽毛田。

遺言書をのこして殺される覚悟はできていました。




憎々しいだけだった羽毛田が、どんどんヒーローっぽくなっていき、三浦貴大の演技に感心しました。




ここに来て、赤楚衛二も矢本悠馬も桜田ひよりも演技力を発揮し始めました。




あと、これまで触れてませんでしたが地鶏の手先になって灰江の動きを伝えている福士を演じる落合モトキがコミカルとシリアスのバランスが絶妙な演技を見せています。器用な人ですね。




さて、最終回でいかに巨悪を倒すか、楽しみです。




9話の評価は…8