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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

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私めはなかなかドラマを見ながら声を出して笑うってあまり無いんですが、このドラマの菜々緒にはついつい笑わされてしまいます。

恐るべし!コメディエンヌ菜々緒!




テレビ朝日  金曜23時15分

「無能の鷹」第2話


主演…菜々緒

脚本…根本ノンジ

演出…村尾嘉昭




今回も菜々緒演じる鷹野ツメ子のなんちゃって有能っぷりが最高でしたね。




同期の鶸田(塩野瑛久)と商談に行くと、あまりに堂々としているので鶸田の上司と思われ、コワモテの相手をじ~っと見てたじろがせます。




後で聞いたら、はみ出た鼻毛を見ていたらしく(笑)、意見を求められても堂々ととんちんかんなことを言い煙に巻いていました。




鳩山(井浦新)も同席したクセの強いワンマン社長・鬼頭(落合モトキ)との商談でも、相手がやたらと英語まじりで話すと、発音よくその単語をおうむ返しして帰国子女と思わせたり、




海外ではどんな会社と?と聞かれ、鬼頭の着ているTシャツを見て「Apple」と答えビビらせたり、シリコンバレーでどうだったか聞かれ、バレーボールのことを答え、奇跡的に会話が成り立ったり、




受ける落合モトキが上手いので、この珍妙なやりとりと鬼頭が勘違いして心を入れ替えるシーンは何度も笑ってしまいました。




優しい指導係の鳩山は優しく、我慢強く、ポンコツの鷹野にパソコンの初歩から教え、




何度も「バカ!」って言いそうになるのをこらえます。




女子高生がやってるペン回しを真似してマスターしようとするのも、会社で終業時刻までやるって(笑)




ためにためてから「何を言ってるか分かりません」って答えるのも、だんだんクセになってきました。




ポンコツでも堂々としていられる鷹野はある意味、こんな風になれたらいいなという憧れかもしれません。




楽しいお仕事コメディです。

第2話の評価は…8





いくら姉に会いたさとはいえ、美路人(坂東龍汰)とライオン(佐藤大空)を2人きりにしたら、そりゃそうなっちゃうよなという第2話でした。




TBS  金曜22時

「ライオンの隠れ家」第2話


主演…柳楽優弥

脚本…徳尾浩司、一戸慶乃

演出…坪井敏雄



ライオンを一緒に住まわせることにした洸人(柳楽優弥)ですが、いつもは家を出る時に鳴らす仏壇のお鈴を、ライオンがふざけて連打するので、美路人がパニック状態になり朝から大騒ぎです。




何事もルーティンが決まっている兄弟は、休日も毎週同じことをしているようで、まず図書館に向かいます。




すると、ライオンの母親であり、洸人の異母姉の愛生(尾野真千子)かららしい連絡が入ります。

待ち合わせ場所と時間を謎めいた文言で指定してきたのです。




それは愛生との思い出のある場所でもありました。

いろいろ聞きたいことのある洸人はそこが分かるとパンを食べる頃までには戻るからと、美路人にライオンを託して向かいます。




ルーティンがあるからとはいえ、美路人1人ならまだしも、やんちゃなライオンが一緒では不安しか感じないのに洸人は向かってしまいます。




待ち合わせ場所に愛生は現れず、たまたま会った同僚がそばにいたので、別の待ち合わせ場所と時間を指定されます。




同僚の車に乗せてもらい、そこへ向かう洸人。その場所も愛生と思い出の場所でした。




しかし、その頃、ライオンがいつも持っているぬいぐるみを公園に忘れ、取りに戻ったために、美路人は気づかず1人でバスに乗り、ライオンがいないのでパニックになってしまいます。




警察に呼ばれた洸人は慌てて向かい、愛生とは会えずじまい。待ち合わせ場所にはいずれも謎の男(岡山天音)の姿がありました。




怪しさプンプンの岡山天音ですが、何者なんでしょうか?




はぐれてしまったライオンですが、ぬいぐるみには盗聴器やGPSがついているようで、居場所を知らせる連絡がありました。




やんちゃなライオンもさすがに見つけてもらった時は泣いてましたね。

美路人は以前、高校の友人たちが乗り込んできたために美路人と一緒にいることを知られたくなかった洸人にバスに置き去りにされパニックになった過去がありました。




既に評判になっていますが、今回も坂東龍汰の演技は見ていて苦しくなるリアリティーがありましたね。




こういうリアリティーあるエピソードがちょっとあるだけで、このドラマのヒューマンドラマとしての深みが増しますね。




テレビのニュースで行方不明になった親子の名前が伝えられ、洸人はライオンに「愁人」と不意に呼んだら、思わず返事をしてしまいます。



そのあとのライオンの何ともいえない表情が印象的でした。

この佐藤大空という子役の凄みを感じました。




第2話の評価は…8





ヒロインに夫以外の男と性的関係を持たせるためとはいえ、夫をここまで悪者にするのは作為的すぎて、それがひっかかる初回でした。




フジテレビ  木曜22時

「わたしの宝物」第1話


主演…松本若菜

脚本…市川貴幸

演出…三橋利行




このドラマ、プロデューサーは女性ですが脚本、演出は男性で、どうもヒロインが夫以外の男との間にできた子を夫の子と偽って産むことにする…というところに説得力を持たせられていません。




こんな夫なら一刻も早く離婚した方がいいって!としか思えませんでした。




「托卵」というテーマがまずありきで、何とかそれを描ける設定にしたかったんでしょうけど、




そこにリアリティーが無いとシラけますね。




しかし、以前は妻の美羽(松本若菜)と一緒に泣いてくれるようだった夫の宏樹(田中圭)はなんであんなイヤなヤツになってしまったんでしょうね。




モラハラなんて言葉では簡単にすまないくらい、それはそれは酷い夫ですよね。




なぜ、美羽は離婚を考えないのか不思議でなりません。

次回予告では美羽が離婚届を書いてましたが…。




夫との関係が冷えきっているところに、高校の時のいい思い出しかない稜(深澤辰哉)が現れ、そっちに心傾いてしまうんですが…




何だか型にはめたようなヒロインの言動に、さっばり共感を持てませんでした。





松本若菜は夏ドラマの西園寺さんはハマリ役でいきいきしていただけに、この美羽役は残念でなりません。

仕事は選んでほしいです。





深澤辰哉はまだ演技経験が乏しいからか、ラブシーンとか硬さが見られ、こちらも気の毒でした。




第1話の感想は…6