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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今回も良い話でしたね。

グランドクロスの特攻隊長の黒田(田中偉登)がやめたいと言い出す事態となり、翔=達人(高橋文哉)と仲間たちがそれを救うという話でした。





テレビ朝日  金曜23時15分

「伝説の頭 翔」第3話


主演…高橋文哉

脚本…古家和尚

演出…近藤啓介




今回はかつての名子役が勢揃いでしたね。

黒田役の田中偉登は「13歳のハローワーク」

その親友、上倉役の嘉島陸は「アイシテル~海容~」

その上倉を空手道場から追いやろうと画策した軒下役の浦上晟周は「家族ゲーム」

みんな大きくなったな~と、感慨ひとしおのおじさんでした。




黒田が暴力をふるってバタバタとぶちのめしている動画に、元はヤンキー仲間だったけど、今は空手をまじめにやっている上倉も映っていて、それがもとで上倉は道場師範から破門されてしまいます。





自分のせいで今は真っ当に生きている上倉に迷惑をかけてしまったことを悔やみ落ち込む黒田のために、達人と仲間たちは動いて黒田を襲った連中を見つけ出し軒下が仕組んで撮影したことが分かります。




達人口調で軒下を罵倒するセリフが良かったですね。

「気にくわないヤツが元ヤンだからって、その過去を利用して自分が有利に立とうとか、バカなのあんた?」

「あんた全然爽やかスポーツマンじゃないし、ヤンキーよりたちが悪いクズだよ!」




しかし、ヤンキーをやめて頑張ってる元の仲間を応援するというのは、街スケの彩(関水渚)が元は紅にいたレディースだったのをバラされたら、




その写真を流出したヤツを現リーダーの直子(井桁弘恵)がシメるというのとリンクしていました。




直子のセリフも良かったですね。

「元仲間が別の場所で頑張ってるのに、それを邪魔するようなダセ~まねするヤツ、ぜってぇ許さねぇし…」



直子、男前でしたね。

ヤンキーやレディースならではの美学ですね。





前回初めて登場し、インパクトを残した東城(カルマ)が早くも再登場。

必殺技「アゴはずし」がまた炸裂してましたね(笑)





第3話の評価は…7




いや~、怖い話でしたね。

高校で清家(櫻井翔、青木柚)を生徒会長に担ぎあげてから、ずっと支え続けてきた鈴木(玉山鉄二、西山潤)が、清家が官房長官になるなり、あっさりとクビにされてしまう。




今までありがとうと淡々と告げる清家演じる櫻井翔のゾッとするような冷たさにしびれましたね。





私めは時々、櫻井翔自身にもチラッと冷ややかなものを感じるので、まさにハマり役に思えています。




TBS  金曜22時

「笑うマトリョーシカ」第6話


主演…水川あさみ

脚本…いずみ吉紘

演出…城宝秀則



官房長官になった時は抱きあって喜んでくれたんですけどね。

鈴木は自分がサポートしてきたから、ここまで来れたんだと自負し、喜びもひとしおでした。




しかし、それは鈴木の過信であり、うぬぼれだったこと、鈴木は清家を利用していたつもりだったが、実は清家が鈴木を利用して用済みになったことが明かされます。




鈴木の歓喜から絶望への感情の高低差は「耳がキーン」となるレベルでしたね。




清家の裏には母親の浩子(高岡早紀)がいるらしきことは明確で、姿を見せないのが不気味さを更に高めました。




この先は道上(水川あさみ)と鈴木は手を組んで清家や浩子に立ち向かっていくんでしょうか。





また、浩子が清家を動かすのは在留外国人の問題のためのようです。

なぜその問題なのか気になります。




第6話の評価は…7



私めは曜日順に録画したものを見ていくんですが、このドラマは「ひだまりが聴こえる」の次に見ることになっていて、




心が清らかな青年たちのあとに、こちらを見ると、人間の醜悪さのオンパレードで共感できそうな人物がなかなか見当たらず辟易としてしまいます。




次回あたりで記事リタイアになるかもしれません。




テレビ朝日   木曜21時

「スカイキャッスル」第2話


主演…松下奈緒

脚本…橋本裕志

演出…田村直己




ダラダラ引っ張るのかと思われた香織(戸田菜穂)の死の真相は、サクッと今回冒頭で明らかにされました。





香織の息子・遥人(大西利空)は受験勉強を強要され、両親を嫌悪。

味方してくれた家政婦のさくら(松田有咲)と親密になるも、それが香織に見つかりさくらは追い出されます。





恨みに思った遥人は海外旅行に香織が持っていくタブレットに、恨み言をつづった日記を入れておき、





空港に向かう間にそれを見た香織は、さくらの実家に乗り込んでいくと、そこには遥人と妊娠したさくらが。




香織が口汚く罵ると、逆に遥人にキレられ罵倒されてしまいます。




遥人に良かれと頑張ってきたのにと絶望して自殺したってわけです。

中学生とそんな関係になる(ウソで別の男の子かもしれませんが)さくらもどうかと思いますよね。




香織に死なれ、父親は病院をやめ、味方してくれた九条(小雪)には無視され、逆恨みして九条を刺そうとした遥人も、なんだおまえ?って感じでした。




このドラマ、何が見ていてツラいって、ヒロインの紗英(松下奈緒)が全く共感持てないイヤなタイプで、




かといって、他のお受験ママとは違う泉(木村文乃)もひとクセありげで、なんだかよくわからないし…で、




かろうじて、本多力と高橋メアリージュンの夫婦にホットするくらいです。




もうこういう人間の醜悪さを見せてくるドラマは、われわれ視聴者は神の視点で俯瞰から眺める感じで見るのが良いのではと思います。




それなら九条とバリバリモラハラ、スパルタ教育パバの二階堂(鈴木浩介)のバトルとか、高みの見物感覚で楽しめます。




第2話の評価は…6