連ドラについてじっくり語るブログ -7ページ目

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

最終回で実は鷹野(菜々緒)は作り阿呆で、クレバーだったなんてオチはイヤだなと思ってましたが、最後まで鷹野は鷹野のままでいてくれて良かったです。



テレビ朝日  金曜23時15分

「無能の鷹」最終回


主演…菜々緒

脚本…根本ノンジ

演出…村尾嘉昭




寝耳に水で鷹野のいる営業部は会社の業務縮小で無くなってしまい、営業部員はクビになり転職先を探さないといけないという随分乱暴な展開になります。




みな泡をくって転職先を探しだしますが鷹野は泰然自若、事の重大さをあまり理解していません。




そんな中、鶸田(塩野瑛久)と行った商談で間違った部屋に入ってしまい、例によって堂々と会話し、奇跡的に会話が成り立ち新型ロボット開発のヒントを与えることになります。




そのヒントをもとになんとまるで鷹野のような何もしないロボットが作られ、なぜか世界的に評判になってしまいます。




最終回だけに話が大きくなり、まるで夢物語みたいでした。




ロボットはさすがに使えなさすぎて売れなくなりますが、なんと鷹野にはアメリカのシリコンバレーからスカウトがあり、そちらに行くことになります。




ビザもパスポートも知らないのに…(笑)

奇跡的な展開の連続でなんだコレ?って感じでしたが、




結局は使えないとバレてクビになり、なぜか鶸田の転職先に、鷹野もいるというオチでした。




もし続編があるとしたら鷹野と鶸田だけ残って新たな会社での話になるんですかね。




この会社の面々は個性的で良かったので、このメンバーで続編をやってほしいです。




最後まで楽しませてもらいました。会社で鷹野みたいにできたら良いのにという願望もあって、菜々緒が演じる無能の鷹野は実に魅力的なキャラでしたね。




大河ドラマでの一条帝とはガラッと変わった役を好演した塩野瑛久をはじめ、脇のメンバーもいずれもクセ強キャラをイキイキと演じていて、




井浦新などはイメージとは違う一面が見られて驚かれた方も多いと思います。





続編があることを楽しみにしています。

最終回の評価は…7



第7話は静(中井貴一)がモットーとする「人を見て人を治す」を鮮やかに実践してみせる回でした。



テレビ朝日  木曜21時

「ザ・トラベルナース」第7話


主演…岡田将生、中井貴一

脚本…香坂隆史

演出…金井紘



歩(岡田将生)は道で倒れている少女を助けて救急搬送につなげますが、処置する時に肋骨を折ってしまい、



その少女は有名な卓球少女で、その母親が歩を訴えると騒ぎだします。




母親は娘にべったりのスパルタママで、自分は嫌われようとお構い無しのモンスターペアレントなんです。




歩は院長(山崎育三郎)から謹慎を命じられます。



少女は自分のために嫌われる母親の姿を見るのがツラくて、卓球が嫌い!と言い出します。




静は広島弁で母親を一喝します。

「子どもはのう、親の夢を叶えるための道具じゃないんじゃ!」

母親の痛いところを突きましたね。




更に静は病室を抜け出した少女をさがしあて、優しく語りかけます。



「さっき『卓球が嫌い』と言ったのはウソですね。実にいいウソでした。

「えっ?」

「おじさんにはわかります。なぜならおじさんもウソつきだから…」




静は少女の本心に寄り添いました。

しかし、本音をぶつけなさいと言ったら少女が本音をぶつけたのは歩へのプロポーズでした(笑)




気遣いなく断る歩も笑えたし、もっと言い方あるでしょうと責めるナースたちも良かったです。




今回意味ありげに登場した八木(若村麻由美)は院長の隠したい過去に関わっているようです。

どうなりますか。





7話の評価は…7






このドラマでは珍しく、ちゃんとしている外科医の上杉(三宅弘城)の秘密発覚とと新人ナース柚子(森田望智)の大失態が描かれました。




テレビ朝日  木曜21時

「ザ・トラベルナース」第6話(11月26日放送)


主演…岡田将生、中井貴一

脚本…山岡真介

演出…金井紘




今回、良いところもかなりありましたが、柚子がやってしまったことはやはり許されるべきことではなく、そこはドラマとはいえ、処分を受けてしかるべきだたと思います。




大前提でまずそれを書いておきます。

森田望智は期待している女優さんなんですが、この柚子というキャラはあまりにひどく描かれていて、演者が気の毒でなりません。




さて、それをふまえてこの6話を評すると、薬師丸院長(山崎育三郎)が招き寄せた上杉は歩(岡田将生)や静(中井貴一)も認める有能な外科医でしたが、



オペをもうやらないと言い出し、他の病院からのヘッドハンティング疑惑が浮かびます。



しかし、柚子が盗撮して実はガンで余命宣告されたと判明。柚子は自分の配信をバズらせたくて、それをアップしようとします。



それを歩が未然に見つけ、歩と静で説教をしてアップを止め、削除させるのですが、誤ってアップされてしまいます。




そんなミスする?とそこでかなり私めは萎えましたが、このドラマがしぶといのはそこからバズりはしましたが、上杉に救われた患者や関係者などから応援するコメントが多数寄せられ、




歩と静はもうオペができないから医師として死んだという上杉に、オペをしなくても患者や後輩の医師に寄り添い、治すことはできると説得します。




岡田将生と中井貴一の好演で、この説得するくだりが見ごたえありました。

静もかつて生きる気力を失いかけ、歩に励まされた経験がありましたからね。




人を見て人を治すドクターがいても良いというのが良いオチでした。




とはいえ引っ掛かりがあったので評価は…7