ですが、私は行けません。本日、急遽追加席も用意されたそうですがね。

年明けにDVDが出ることを願ってひたすらヤセ我慢のおっさんでございます。


そういえば1月にはビルボード東京に P-FUNK が来るそうでしかも1晩に2回公演。

チケットが1万6千円って、オペラかっ!

どうせグダグダな演奏なのでしょうから行っても行かなくてもおなじでしょうね...
とさらにヤセ我慢。


ということで、70歳になる死に損ないのおっさん(ジョージ・クリントン)のことは
さておき、とにかく perfume ですよ。

まずは 今年の春に行われたファンクラブ・ツアーの模様を収めた
限定発売のDVDからの流出と思われるこの映像から。

昨年に発売されたアルバム「トライアングル」の作品中、ファンの中では
最も人気が高かったものの、昨年度のツアーでは披露されなかった(?)この曲。

イントロの最初の3人の複雑なシンクロというかフォーメーションだけでもうノック・アウトです。

楽曲的には「ファンデーション」と同じようなコード進行の焼きまわしと、「GAME」でも
聞かれたヤスタカ氏によるギター(?)のコードカッティング(っぽい)音源がイマイチかな、と。
あとサビの歌詞が英語で逃げているのがちょっとねっ、て感じもあり、うーんどうなんでしょうか、
と思っていましたが...

そう、Perfume 楽曲は Mikiko先生の振り付けによってはじめて完成品になることを忘れていました!

2:42あたりから始まりますよ。

The best thing / Perfume




で、もう一曲は同じく「トライアングル」の中で最も楽曲的には冒険しているかなと思うこの曲。

この複雑なコード進行、ギターのあちきには思いつきません。
インコグニートみたいって評した人もいましたが、まあとにかくヤスタカ氏の引き出しの多さ
に脱帽。サビや間奏に絡んでくる、駆け上がるようなピアノのフレーズがなんとも美しいです。

間奏時にお立ち台(箱)に乗って横浜アリーナの観客に手を振る3人の姿にちっと涙。

ドーム公演はこの5倍の人数に立ち向かうのですね。

Zero Gravity / Perfume



今年、発表されたシングルのカップリング曲の2曲ともが、「ナチュラルに恋して」(←
「君に胸キュン」、「575」(←「戦場のメリークリスマス)のように坂本龍一リスペクト、
というか元ネタ?という噂も立ちましたが(まあ言われてみれば、のレベルですけどね)
この曲を聴く限り、まだまだ底知れぬ中田ヤスタカ氏の作曲能力に今後も期待!したいところです。

アイドル界は栄枯盛衰。一気に枯渇した、モー娘プロデュースの ○んく氏のようにはならなそう
で、なによりです。

まずは今月発売、ニューシングル「ねぇ」がアマゾンから届くのをこころ待ちにします!







まああんまり詳しくないので何ですが...

日本のロックバンドによるエレクトロニカの導入もいつの間にか当たり前になっているようですが、
僕的にはくるりによるこの曲がパイオニア的な役割を果たしつつもなかなか超えることのできない金字塔
になっていると思うのですが、どうでしょうか? 

もちろん YUKI の「JOY」など、他にも優れた作品がありますけどね。

いやあイントロからカッコよすぎ!なんともグルーヴィーな演奏ですね。

ちなみにこのライブ、ギターは松たか子旦那の佐橋さんが素敵なギターを奏でていたり、
オーケストラによる豪華なアレンジも決まっていてプロフェッショナルな素晴らしい仕上がりです。

くるり / World's End Supernova 




で、今日のPerfume。

この曲のイントロ、Perfume 楽曲の中でも1,2を争うクールさでないでしょうか?
しかもポリリズム発表の半年前にすでにこの地点に到達していたとは!凄い!

Perfume / Twinkle Snow Powdery Snow



Perfume はこの頃のサウンド・プロダクションが大好きです。

4日連続更新だ!
3日連続おめでとう。たぶん次回の更新は大晦日あたりでしょうかねえ。


デビット・ボウイ氏。20数年前は良く聞いていましたよ。もちろんクラッシック・ロック探求
の一環としてですが。

70年代中期、「ジギースタダスト」に代表される、色んなコンセプトもの、シアトリカルな
イメージ戦略が行き詰った
(?)ボウイ氏が、たどり着いたのが南部のソウル・ミュージック
だったらしいのです。

中でも、サウンドはもろロイク(黒い)なのに演奏しているミュージシャンは皆白人、ということで
その独自なグルーブ&いなたさに対して多くのミュージシャンたちからラブ・コールを受けた
「マッスル・ショールズ・スタジオ」などのスタジオ・ミュージシャンたちを従えてリリース
した Young American の頃の彼はいまだに好きですね。

で、今日のこの曲はやはりその当時のもの。確かジョンレノンとの共作だったような気がします。

かの ファンク帝王 James Brown 師匠を 「オレのアイデアをパクッた!」と怒らせた
といういわくつきの曲ですが、原曲以上にこの2000年代バージョンは、重心をさらに低くした
へヴィー・ファンク
になっております。ドラムとベースの二人がカッコイイ!

結局のところ、黒人音楽主導でのリズム(認識)の変遷がポピュラーミュージックの歴史そのもの
だったりするわけで、ようやくこういう重いファンクを白人をはじめ、我々日本人も何の抵抗
なく最高にクールなものとして受容できるようになったということなんでしょうね。ずいぶん
時間はかかりましたが。

まあ、実際に演奏するのは相当難しいのですが...


2日連続更新!やればできる!肩肘張らずに行けばよいのです。

で、あいも変わらず中田ヤスタカ師匠なのです。


今日のこの曲。一部コアなファンの皆様から、「等身大の歌詞世界に共感する女性ファン狙いの
大衆迎合的な作品」
だとか「我らが Perfume までもが下らぬ人生応援歌についに手を出すのか!」
など手厳しい評価を受けている曲であります。

実際、2008年11月の武道館ライブのアンコールで初お披露目になったこの曲を境に、Perfume ファンを
やめた人も結構いるとかいないとか。

「桜ソング撤廃論者」の私などは、「人生応援歌」というと「涙の数だけ~」とか「どんな時もどんな時も~」
とかファン○ーモン○ーなんとかず、とかをすぐ連想してしまいますが...

確かに、Perfume のこの曲もタイトルからすると一瞬、その手のジャンル?って思ってしまうのも
無理もないのでしょう、でも、改めて聞いて・観てみるとこの曲、相当過激な、というか過酷な
歌詞じゃないですかねえ。


少なくとも「求道的」と言えませんかねえ...

Perfume の姿を借りながら、己の道を語る中田ヤスタカ師匠、ってな感じでしょうか。

メンバーにとっても「厳しい歌」(by かしゆか)という認知のされ方のようですよ。


  最高を求めて 終わりのない旅をするのは 
  きっと僕らが 生きている証拠だから
  
  もし辛いこととかが あったとしてもそれは
  きみが きっと ずっと あきらめない強さをもっているから
  
  僕らも走り続けるんだYeah  こぼれ落ちる 涙も全部宝物 

  Oh Yeah 現実に 打ちのめされ倒れそうになっても
  きっと 前を見て歩く Dream Fighter



Mikiko 師匠による振り付けも相当気合入って作られております。シンクロ率高し。

しかし、この低音...J-POP の枠組み内では、凶暴すぎます。
先週のタモステで披露された2006年の Perfume の「コンピューター・シティー」。

発売当時は全くといっていいほど売れなかったこの曲を11月3日の東京ドーム公演前の
この時期に地上波初披露!ということでファンの皆様の間では前後2,3週間は話題沸騰
なのでした。

  完璧な 計算で 造られた 楽園で
  ひとつだけ 嘘じゃない 愛している

ライムスター宇多丸師匠がいみじくもその秀逸なる論考の中で述べられていたように、
この最初の数行の歌詞以上に「アイドル」の虚構性とそこにこめられた一遍の真実(ファンへの
愛?)を唄ったJ-POPはないでしょうね。

ヤスタカ氏、作詞家としても凄すぎます。


  記憶と記憶の間たどって  誰も見たことのない場所へ
  夢の中で描いていた場所へ ありふれたスピードを超えて

  もうすぐ 変わるよ 世界が
  もうすぐ 僕らの  何かが 変わるよ


「僕らの何かが変わる」、そんな幻想を抱かせてくれる、そんな心躍らせてくれる音楽を
僕らリスナーは待っているのです。ビートルズの時代から、偉大なるポップスの使命とも
いえるでしょう。

ポリリズムと共にこの曲には何か不思議な innovation (革新性)を感じてしまうのでした。


 Perfume / Computer City  

※ PV(最高です!)と武道館ライブまでのライブ映像をミックスしたもののようです。





「攻めの年」ということでこの秋もCMでがんばっているようですね。



ドームチケット2分で完売って本当?

DVDの発売を待つしかないようです。