連ドラについてじっくり語るブログ

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連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

2話見終えた時点であえて身も蓋もないことを書きますが、このドラマって錦戸亮演じる大友の方が主役で、赤楚衛ニ演じる海斗は2番手でも良かったかもしれませんね。




連ドラ主演経験豊富な錦戸亮の方がどうしても役者が上で存在感が強いし、役柄自体も海斗より大友の方が魅力的なキャラクターなんですよね。




フジテレビ  木曜22時

「Re:リベンジ~欲望の果てに~」第2話


主演…赤楚衛ニ

脚本…伊東忍、中村允俊

演出…金井紘




今回、見て思ったのは海斗という役が、赤楚衛ニにとって適役だったかが、悩ましいなと感じたのです。




主演した前作の「こっち向いてよ向井くん」の向井がハマり役だったので余計にそう思うかもしれませんが…




父親(光石研)も仕事も恋人(芳根京子)も奪われた海斗の復讐心がメラメラと燃え上がってこそワクワクするはずのドラマなのに、イマイチそこが弱いんですね。





それは赤楚衛ニだけのせいではなく、脚本も良くないんです、前回も書きましたが。




父親の葬儀で暴れたあと何者かに襲われ、連れ去られ昏睡状態のまま半年も廃墟の病院で眠らされていたという展開はかなり強引で、




海斗も髭はのびても髪型は伸びずにきちんとしたままだし、半年も監禁されてたにしては小綺麗で、惨めな感じがしないんです。





こういう復讐ものって、復讐を誓うまでいかに主人公をおとしめ、悲惨にするかがポイントで、それがこのドラマは甘っちょろいので盛り上がりに欠けるんですね。




それよりは並行して描かれた大友の過去の方が興味深いし、大友がこの先、どう新理事長(余貴美子)たち病院トップたちに逆らい、手玉に取っていくのか、そちらの方が期待感も高まったわけです。





海斗にとっては敵と見せかけて、実は智信から受けた恩は忘れておらず、海斗の手に渡るように大友がいろいろやってくれるというオチになりそうですけどね。





海斗に愛想を尽かして、大友に乗り換えた陽月(芳根京子)の魂胆も気になるところですが…。




赤楚衛ニ、頑張れ!とエールを送りたいです。

今回の評価は…7


加藤拓也をご存知でしょうか。

若くしてその才能を評価され、舞台、ドラマ、映画とジャンルを問わず脚本、演出をどちらもこなし、ドラマ脚本では市川森一賞、戯曲では岸田國士戯曲賞などを受賞しているマルチな才人です。




連ドラでは25歳の若さで、日本テレビのG帯に「俺のスカート、どこ行った?」という奇抜な学園ドラマを書き、女装家の教師という設定に驚かされました。

2話で離脱しましたが…。




続いて2021年にはNHKで「きれいのくに」という、これまた奇抜なドラマの脚本を書き、こちらも驚かされましたが、途中で離脱しました。





過去2度そうだったので、このドラマは最後まで見てみようかと思っているのですが…




TBS  火曜25時28分

「滅相も無い」第1話


脚本、演出…加藤拓也



これまで2作と同様に、のっけから奇抜な設定にまたも驚かされました。




日本中の方々に巨大な7つの穴が現れ、そこに入った者は出てこられないということらしく、そんな中、穴を神と崇め、その中に救済があると説く小澤(堤真一)という男が現れます。




その言葉を信じ、穴に入ることを望む8人の信者が集まります。

穴に入る前に、なぜ穴に入りたいか、救済を求めるに至った自分史を語るのがルールのようです。





初回は「怒れない男」川端(中川大志)

なぜ怒れないのか、その悩みを抱くに至ったかを語っていき、それが再現されます。




この再現がとりわけ独特で、広いスタジオ内で演劇形式で表現されるのです。




少年時代も川端を演じる中川大志が演じるし、登場人物は皆、決まった何人かがすべて演じます。




簡易なセットがその都度セッティングされ見せていきます。




ドラマ、映画、演劇すべてに通じている加藤拓也なればこその大胆にして柔軟な発想から出た演出で、これにはへ~っと驚きました。




中川大志は近年、めざましく進化している人で、怒れない川端がついに遅刻常習のカノジョにキレるシーンの迫力にはひきこまれました。




小澤がなぜ川端は怒れなくなったかは、あまり怒ることのない私めにもあてはまるところがあり、狭い自分史でありながら普遍的な人間の本質をも描く意図を感じました。




なかなか手ごわい作品になりそうです。深夜ドラマにしては豪華な面々があとには控えています。

どんな自分史を語るか楽しみです。




今回の評価は…7





第2話から引き続いての姉妹のエピソードはやはり怪しんだ通り犯罪にからんでましたね。

そして第3話で新たに始まり最終回へと続く路上駐車のマダムのエピソード。




どちらも何だかイヤな人ばかり出てきて、どいつもこいつも!って感じでしたね。




NHK  火曜22時

「天使の耳~交通警察の夜~」 第3話


主演…小芝風花

脚本…荒井修子

演出…河原瑶




結局わかったことを整理すると、当て逃げされた姉の映子(泉里香)は、御曹司と付き合っていて玉の輿に乗ろうとしていましたが、




中井という男に言い寄られ二股かけるようになり、御曹司の別荘で遊んでいたら中井は浴槽で溺死、




御曹司にバレちゃまずいので妹、真智子(中村ゆりか)も巻き込み死体を遺棄、そのあと映子は森本(稲葉友)という男にあおり運転され当て逃げされるのですが、




真智子はその森本が中井を殺したかのように工作したってことのようです。




あおり運転をしていた森本も、映子を二股をバラすと脅していた中井もろくでもない男ですが、この姉妹もなんだかな~でしたね。




殺人がらみなので刑事課と張り合いながら陣内(小芝風花)と金沢(安田顕)も真実を探るのでついつい見てしまいましたが、ホントにどいつもこいつもでした。




しかし、別のエピソードと思えた空き缶ポイ捨てで左目を失明した真菜(森迫永依)と婚約者が探し続けた犯人が中井で、話がつながったのには驚きました。




しかも、たまたま婚約者が落とした空き缶から中井と映子の指紋が出て決め手になるとか、見えない力が働いたようでちょっと面白かったです。

中井は天罰で死んだのかもですね。




…で、続いて起きたトラック横転事故。

路上駐車をし、道に飛び出した女性をよけて横転したことがわかります。




その聡子(山下容莉枝)はセレブマダムで、陣内と金沢に問い詰められると、路上駐車ぐらいで何が悪いと開き直ります。




その言いぐさに金沢は激怒。どうも金沢は大事な人を路上駐車がらみで失ったんでしょうね。




聡子の言いぐさにはこちらも腹が立ちました。最終回では糾弾されてほしいです。




今回の評価は…7