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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

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養子って民法では、複数の家の養子になってもいいってことになってるんですね。今回のこのドラマで初めて知りました。




このドラマはいろんなことを学ばせてくれます。

しかし、民法っていろいろ変えた方がいいですよね。




テレビ朝日 木曜21時

「プライベートバンカー」第6話


主演…唐沢寿明

脚本…山岡潤平

演出…西浦正記




丈洋社長(橋爪功)は老人ホームで自分の介護担当である相馬(山崎静代)を自分の養子にすると言い出します。





丈洋の子どもたちは当然、美琴(夏木マリ)が反対してくれるものと思っているんですが、丈洋は美琴が不正を行ってきた証拠の帳簿を手に入れていて、それをちらつかせ美琴に逆らわせません。




このあたりの橋爪功と夏木マリの肚の探り合いが見ごたえがあります。




子どもたちは相馬が養子になり自分たちの相続分が減るのは許せず、庵野(唐沢寿明)に何とかするように迫ります。




相馬には裏があるとにらんだ庵野は相馬のことを調べあげます。

まんまと天宮寺家の養子になった相馬はブラックカードを使い高額な買い物をしまくっていました。




そこで庵野は丈洋に進言し、相続税対策のために財団法人を作り、相続する資産をそちらに投じることにさせます。




すると子どもたちは財団法人の理事になり報酬を貰うことで納得しますが、相馬は財団法人はダメだと慌て始めます。




相馬がいろんな家の養子になり遺産をもらっては疎遠になってることも暴かれます。




財団法人を作ると自分には遺産が来ないだ分かっている相馬は養子解消にも応じました。




ニコニコしていた山崎静代が邪な心をあらわにし居直るのは凄みがありましたね。




夫は子どもたちには遺産を渡したくないのだと改めて悟った美琴はどうするのか?




丈洋と子どもたちのバトルの行方が気になります。




6話の評価は…7




今回でまどか(芳根京子)は恋人の直人(渡邊圭祐)から別れを切り出されました。



この枠にありがちな菅野(鈴木伸之)との三角関係とかにならなくて良かったと思いました。



せっかくちゃんとしたお仕事ドラマになってきてるんですから、恋愛要素はこのまま薄めでお願いしたいです。



TBS  火曜22時

「まどか26歳、研修医やってます!」第5話


主演…芳根京子

脚本…前川洋一

演出…大内舞子



消化器外科、消化器内科、泌尿器科と回ってきたまどかの4番めの研修先は救命救急センター。指導医は城崎先生(佐藤隆太)。




ここはまさに一秒を争う緊迫感みなぎる戦場で、城崎が集めた認定薬剤師や診療看護師などプロフェッショナルもいて、

まどかと千冬(高橋ひかる)ら研修医は出る幕なし。




雑用ばかりを頼まれ、やらせてもらえるのは点滴の針を刺すくらい。

しかし、それも今までできていたはずなのにプレッシャーからかまたできなくなってしまいます。




すぐに診療看護師が代わりに刺してくれます。研修の振りだしに戻ったような無力感にさいなまれるまどか。




つい、ため息をついてしまうと城崎から「お前はなんで医者になった?」と問われ、「患者さんを救いたくて」と答えると「目の前でため息をつくような医者が患者を救えるか?」と叱咤されます。




ごもっともですよね。

今回はまどか以外の研修医たちもクリスマスイブでの会話で、なんで医者になったかわかったのは良かったですね。




実家は大きな総合病院で医師一家に生まれるも、ホントはお笑い芸人になりたかったけどうまくいかず、浪人して医大に入った桃木(吉村界人)。



同じく医師一家で育ち、そのレールに素直に乗ってきただけと自嘲する五十嵐(大西流星)。


裕福でない家庭ながら医学部に進学させてくれた両親のために頑張りたい千冬。



そして、思春期にニキビを皮膚科で治してもらいコンプレックスが無くなったので自分も美容形成医で人を救いたい萌(小西桜子)。




それぞれ思いは違えど、頑張る理由はあるんですね。

背景がわかり研修医たちへの見方も変わりました。もっと早く教えてほしかったですけどね。




点滴スランプに陥っていたまどかでしたが、できていた時を思い出し同じようにやればとアドバイスされ、




たまたま退院した橋口(森田哲矢)が食中毒で運びこまれたので、以前と同じ感じでやったらできるようになりました。




このドラマは、毎回指導医たちの若者への指導ぶりが勉強になりますが、今回の城崎のスタンスもスゴいなと参考になりました。




なかなかできませんけどね。

佐藤隆太も渋みが増してきましたね。




5話の評価は…7






今回はヒロイン鴻田(奈緒)が少女時代、どんな子だったのか?なぜ警察官になろうと思ったのか?が紐解かれました。




幼い鴻田を母親(星野真里)は誰とでも繋がれるスゴい力を持っていると褒めるシーンが印象的でした。

それは大人になった今も、遺憾無く発揮されているのがよくわかりましたね。




NHK  火曜22時

「東京サラダボウル」第6話


主演…奈緒、松田龍平

脚本…金沢知樹

演出…津田温子



鴻田の少女時代は既に鴻田らしさが多々うかがえて、今の鴻田の根っこはこのエピソードからなんだとよくわかりました。



鴻田が生まれ育ったのは九州の福岡。

家は在日韓国人が住むコリアンタウンの近くでした。




少女の頃から誰とでも分け隔てなく仲良くなれる鴻田は、韓国食材店で働くスヒョンと仲良くなり、姉のように慕っていました。



スヒョンは東京の美大に進むのが夢でしたが、スヒョンの父親はその学費捻出のために密輸を手伝ってしまい、警察に検挙されてしまいます。




それ以来、スヒョンとの交流は途絶えてしまいます。

鴻田にとってはツラい思い出で、だからこそ今の国籍を問わず外国人に寄り添おうとする姿勢につながっているのでした。




スヒョンとの思い出を聞いた有木野(松田龍平)は、なぜ鴻田は警察官になろうと思ったのかを聞きます。




8年前に通り魔事件に遭遇した鴻田は、犯人が襲いかかろうとする母親と幼児を助けようとしました。




とはいえ足がすくみ、危ういところを1人の警官が助けてくれて、その警官に勇気を褒められたのでした。



それがきっかけで自分も人を救えるようになりたいと思ったそうです。




その警官は有木野の元警官の織田(中村蒼)でした。

鴻田と有木野の過去が織田によって皮肉にもつながったのです。




まだ巡査時代の八柳(阿部進之介)や有木野の管轄エリアで、その通り魔事件は起き、八柳は負傷、有木野が心配で織田は駆けつけたようです。




なぜ、織田は自ら命を絶ったのか?

そのあたりは次回以降明らかになるようです。




そして、有木野が刑事を辞めるきっかけになった誤訳事件に関わっていた阿川刑事(三上博史)が、鴻田の相棒になるようです。




いよいよ三上博史が出てきましたね。

楽しみが増しました。




6話の評価は…8