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連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

第5話と第6話をまとめてのざっくりした記事です。



テレビ東京  金曜20時

「しょせん他人事ですから」第5、6話


主演…中島健人

脚本…小峯裕之

演出…本橋圭太(5)、村上牧人(6)




まず第5話は居酒屋でしつこくからんでくる女性の同僚(入山法子)に怒って突いたら大ケガになり暴行事件として捕まってしまったことのある黒川(浅利陽介)のエピソード。





今では結婚し子どももいて、ドーナツ屋を営んで暮らしている黒川ですが、





暴行事件についての記事はネット上からは消えることなく、いわゆるデジタルタトゥーとしていつまでも残っていて、ちょっと調べたらそれが出てくることに悩んでいます。




ちゃんと刑には服して罪はつぐなったのに、このデジタルタトゥーというのも、あまり派手に取り上げられませんが、地味に深刻な問題です。

こうしてドラマで扱うのは良いことですね。




保田(中島健人)に頼んで、各サイトで削除してもらうという地味な対処でしたが、ネット社会ゆえの怖さを感じるエピソードでしたね。




5話のラストで灯(白石聖)に話しかけてきたイヤ~~な感じの女性、村正(赤間麻里子)は元上司で、





6話では灯が以前勤めていた会社で村正にどんなパワハラを受けていたかが描かれました。




この村正ってホントにイヤなヤツでしたね。ドラマでこんなにムカムカさせられるのは珍しいくらい温厚な(笑)私めもムカついたほどです。





演じる赤間麻里子はあまり馴染みがありませんでしたが、無名塾にも在籍していた女優さんらしく、憎々しさをリアルに

演じていてホントにそんな人なのでは?と思えてしまいました。




この村正は、どこかで懲らしめられないんですかね。




第6話はまだ中学生の優希(斎藤汰鷹)が友だちとふざけて、人気ゲーム配信者のあじぇる(瀧七海)の生配信中に、汚いコメントを大量に投稿して荒らしたり、自宅住所をさらしたりと悪質なことをしたので、つきとめられ訴えられるというエピソードでした。




何とか逃れたい優希はネットトラブル専門の保田を頼って依頼に来ますが、




未成年の依頼は受けられないので、親バレしま~す!と茶化してとりあわず、優希は腹を立てて出て行ってしまいます。




このまた優希という少年が、実にまたムカつくヤツで、この回は2人もムカつくキャラが出ていて、私めのムカつきは上昇するばかりでした。




そんな私めのムカつきをいくらかクールダウンしてくれたのが、新キャラのいい加減なポンコツ弁護士ドラゴン星川(袴田吉彦)でした。




優希はドラゴンに頼みに行き、依頼を受けたドラゴンは保田の書いた本を読んだり、一緒にやらないかと誘って断られたり、優希の投稿内容が言ってたのよりかなり悪質なので困ったりと




保田とおよそ対照的で、袴田吉彦が怪演していていいアクセントになっていました。




優希の両親(勝村政信、西尾まり)は息子のために何とかしなければとなりますが、夫は妻任せ。

次回はかなりヤバい状況になり、ドラゴンをやめて保田に泣きつくんでしょうね。





こちらも優希が懲らしめられたらいいのに!と思いながら見ています。





第5、6話の評価は…7








9話では太一(小林虎之介)にとって大事な出会いがありました。

この出会いが今後どう影響を及ぼしていくんでしょうか?





テレビ東京  水曜24時30分

「ひだまりが聴こえる」第9話


主演…中沢元紀、小林虎之介

脚本…川﨑いづみ

演出…牧野将




相変わらず、仲良く講義を受け、航平(中沢元紀)のノートテイクをする太一。

ちょっとは上達したようです。




マヤ(白石優愛)もつけいる隙はないくらいの親しさでした。




しかし、太一の知らない間に、航平は将来のために社労士の試験を受けるための勉強を始めていました。




また、太一には言わずにマヤは知っていたので、太一は置いてきぼりをくった気になります。

航平、言ってあげろよ~。




続いて、映研の部屋に行くと、太一たちも出演したゾンビの映画が賞をもらったことを知り、ヤス(夏生大湖)は映像の仕事をめざすと聞かされます。




自分は何になりたいかまだしっかり考えてない太一は道でぶつかり犀(池田良)という男と知り合います。




犀は企業向けに障がい者といかに向き合うかを研修するサービスを行う会社の社長さんでした。




会社に招かれ、その事業について聞いた太一はろう者にはやるけど難聴の人についてはやらないのか?と聞きます。

なぜ仕切りをつけるのかと異議を唱えるのです。



犀はそれは理想論だと言いますが、太一は航平との日々を思い起こしながら、聴こえないことで人と同じになれない者の苦しみ、一緒になれる喜びについて熱弁します。



それを聞いた犀は、太一にウチで働かないかと誘います。

この犀と同席していた千葉(大東駿介)が太一に影響を与えるキーパーソンのようです。



どうなるんでしょうか?

猪突猛進するタイプなので心配でもあります。




第9話の評価は…7



8話はおふざけも少なくシリアスな医療ドラマになっていて見ごたえがありました。



フジテレビ   水曜22時

「新宿野戦病院」第8、9話


主演…小池栄子、仲野太賀

脚本…宮藤官九郎

演出…河毛俊作(8)、野田悠介(9)




まず、8話は出だしこそ、白木(高畑淳子)の夫(おかやまはじめ)の携帯がハプニングバーらしき場所にあるらしいとGPSでわかり、




極妻の扮装(←イメージ)の白木が乗り込んでいくというところから始まりましたが、




コンカフエで働くかえで(田中美久)のストーカー被害エピソードになり、そこからコンカフエが何者かに放火されるというシリアスな展開になりました。




コンカフエに張り込み、岡本(濱田岳)はそれらしい男を見つけだして警告をします。



しかし、そのコンカフエが何者かに放火され、負傷者が聖まごころ病院に大挙搬送されるという事態がおきます。




その日はストーカーされていたかえでが店を卒業する日で、ストーカーしていた後藤が放火したのか?ということに。




その後藤も搬送されてきます。

加害者を助けるのか?と京都アニメの事件を想起させる事態になります。




おまけに白木の夫も連絡がつかず、火災に巻き込まれのでは?と白木は錯乱します。



さばききれない患者は例によって頼もしき勝どき医療センターの荒井(ともさかりえ)が受け入れてくれますし、




後藤は犯人ではなく、かえでに詫びに来たことがわかります。

犯人はむしゃくしゃして、自棄になった男が死刑になりたくてやった犯行でした。



その犯人らしき男も搬送されていて、警察は取り調べのため優先的に勝どきへの搬送を求めましたが、




ヨーコ(小池栄子)は被害者も加害者も誰も殺さん!と大見得をきり、啓介(柄本明)は「素人は引っ込んでろ!」と一喝します。

流石!親子ですね。




そして、連絡つかなかった白木の夫も映画を見ていただけで、無事がわかりました。



救いがあってホッとしましたが、毎度おなじみの冒頭の売り文句とは違い歌舞伎町は危険と隣り合わせということを知らせる皮肉な事件でした。




8話が見ごたえあった分、9話は細かいエピソードの積み重ねでこれと言って書き立てることは少なかったです。




佐津川愛美演じる元看護師である患者の母親がモンスターペイシェントで、その怪演の迫力がスゴかったくらいです。




陰茎切断のエピソードはよくわかりませんでした。

それより次回からのパンデミックの方が気になります。



8話の評価は…8

9話の評価は…7